2月19日(日)、神奈川・カルッツかわさきで『マッスルコンテストJAPAN』が開催され、平田順子選手がビキニマスターズクラスA(163cm以下級)で優勝した。「マッスルコンテスト」は世界最大級のボディコンテストとして知られ、その日本大会である『マッスルコンテストJAPAN』は2019年に初上陸を果たし、翌2020年も開催されたが、その後はコロナ禍により開催が見送られたため、今回が3年ぶりの復活開催となっている。
「権威あるマッスルコンテストで優勝することができて光栄です。勝てたときは頭の中が真っ白になってしまいました」
平田選手は46歳でトレーニングを始めて、5年で国際大会の舞台での優勝をモノにした。
ジムに通い始めた当時は体重68kgの肥満体型。仕事や育児がひと段落し、余裕ができた時間をトレーニングに注ぎ、1年半で18kgの減量に成功。さらにダイエットに成功したことで周りからボディコンテストを勧められてコンテストデビューを果たす。
大会に出場し始めた頃、トレーニングはほとんど毎日で1日4時間ほどトレーニングする日もあったという平田さん。
「できる限り有酸素運動も行って、気が付くと時間が経っているといった感じでした」
平田さんはあまりにも競技に熱中し過ぎたため、旦那さんは「いい顔をしていなかった」と振り返る。
「減量期になると食事も味気ないものが増えますし、家事に少なからず影響も及んでいたと思います」
それでも平田さんはトレーニングの楽しさとコンテストで勝つために競技中心の生活を送った。
「46歳から始めたので課題はたくさんありました。特にみずみずしさや肌のハリは特に難題。三上敦子コーチにご指導いただき休養と栄養に目を向けることでクリアしていくことができました」
歯科衛生士としてもフルタイムで働きながらの競技のため、休養に目を向けながら長時間のトレーニングはできない。三上コーチから「短時間でも集中して効果的なトレーニングする」ということを教わり、時間にも余裕ができ、休養に時間が回せるようになったという。
平田さんは、さらにマッスルコンテストJAPANでは古越桂IFBBプロにもコンディションのサポートをしてもらい万全の状態で挑み優勝を手にした。
「審査員からのフィードバックでは、お尻と下背部が褒めていただき、逆にミッドセクションが課題だと言われました。次はマスターズではなく、一般の部で優勝を目指したいです」
本大会で、平田さんは優勝だけでなく、もう一つ嬉しいことが起きた。
「主人が会場に観に来てくれて、『よく頑張ったね』と声を掛けてくれて、とても励みになりました」
人生100年時代、平田さんの折り返しは始まったばかりだ。
取材:FITNESS LOVE編集部 撮影:中島康介
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