身長180cmに対して体重93kg、体脂肪率33％だった元消防士の坂本充史（さかもと・たかし／40）さんは、健康のためにジムに通い始めた。初めは嫌々やっていたトレーニングだったが次第にハマっていき、現在は当時の面影を感じさせないかっこいい身体へ変貌を遂げた。
「初めは、嫌々ジムに通っていました。しかし、頑張ってトレーニングをする度に、扱える重量が伸び、筋肉が成長していくことが目に見えて分かり、それがとても楽しくなりトレーニングにドはまりしました」
「嫌々」と言いながらも１日30分のトレーニングを週５回行うようにしていた坂本さん。食事は、高タンパク低脂質の鶏胸肉や魚を中心に、野菜もしっかり摂取。ご飯はもともと摂っていた分の半分以下に減らした。トレーニングにハマってくると、トレーニング後のエアロバイクの負荷を重く設定したり、坂道ダッシュや団地の階段登りなど、次第に強度も上げていった。
「仕事と家庭が中心で、余った時間にトレーニングをしていたのでトレーニングは30分間のみですが、インターバルを短くしたり、スーパーセット※1、ドロップセット※2で短時間で追い込めるようにしています」
※1 １セットで主働筋と拮抗筋を使用する２種類のトレーニングを休憩せずに続けて行う。
※2 １種目で限界の回数まで行う。休憩を挟まず重量を落として再び限界まで行うセット方法。
家族に負担をかけないよう、減量中のメニューは全て自分で作るようにしながら、太らない食事を常に意識しているという。体重93kg、体脂肪率33％から、アフター写真では体重78kg、体脂肪率６%にまで絞ることに成功した。
「『ラーメンとチャーハン』や『パスタとパン』など、炭水化物のダブルパンチや油ものなどを控え、太り過ぎないように毎日少し気をつけています。ダイエット継続には何かモチベーションを作ることが大切だと思いました。トレーニングを始めて、お金がかからない趣味ができて、トレーニングを通じて知り合いが増えたり、フィットネスモデルにもなることができました」
頑張っただけ目に見えて身体が変わるトレーニングをすることで、自分に自信を持つことができた坂本さん。もともとは消防士をしていたが、現在はパーソナルトレーナーに転職している。好きな『トレーニング』を仕事にすることができ、健康的な生活を過ごすことで日常がより豊かになったと話している。
「トレーニングが好きになり、安定した仕事である消防士から転職してパーソナルトレーナーになりました。今後はパーソナルトレーナー、フィットネスモデルとしての体型維持はもちろんですが、健康的でかっこいい身体をキープしたいです。また、コンテストにも挑戦し、もっと活躍できるように頑張ります」
取材：FITNESSLOVE編集部
