夜中にお菓子やパンケーキを食べ、つい夜更かしもしてしまう。そんな生活から抜け出し、自分の身体を使ってボディメイクの楽しさを伝えられるトレーナーになりたい──。服部修平(はっとり・しゅうへい/36)さんは、そう考えて生活習慣を見直し、引き締まった身体に変えた。特に胸の筋肉の少なさやお腹周りを気にしていた服部さんは、週6日の筋トレと食事管理で大きく変化。いまでは高齢者向けスポーツジムで働く中で、利用者から「励みになる」と声をかけられる存在になっている。
【写真】服部修平さんの胸板の厚みと引き締まった腹筋を含む6枚
「結婚を機に営業職からトレーナーへ転職したんです。日々会員と接する中で、言葉だけでなく自分自身の身体を通してボディメイクの楽しさを伝えたいという思いが強くなっていき、ボディコンテスト出場を決めました。それまでの生活は夜更かし気味で、夜中にお菓子やパンケーキを食べることもありました。2年前ごろには81kgまで増加していて周囲からは『くまさん』と呼ばれることもありました」
身体を変えるうえで特に意識したのは、食べたものを把握し、管理することだった。減量では「何を食べないか」だけでなく、「何を食べたかを見える化する」ことが大切である。自分ではそんなに食べていないつもりでも、間食や夜食が積み重なると摂取カロリーは増えやすい。服部さんもまずそこを改め、夜は早く寝るようにして、夜食をやめることから生活を整えていった。
「甘いものが好きだからこそ、完全に我慢する方向にはしなかったです。減量中はプロテインを使ったパンケーキを作ったり、ラカント(カロリー0の甘味料)を使って自作のあんこを楽しんだりして、ストレスがあまりないようにしました」
胸とお腹を重点的に鍛え、見た目の変化を狙った
「身体づくりでは週6日の筋トレを継続しています。見た目でいうと特に気になっていたのは、胸の筋肉の少なさとお腹周りの脂肪でした。そのため胸のトレーニング頻度を上げて、ベンチプレスに力を入れるようにしてましたね。お腹周りに対してはアブローラーを継続しました。もちろん腹筋運動だけで脂肪が落ちるわけではないですが、食事管理と組み合わせながら行うことで、より効果的に脂肪を減らすことができました」
身体を変えたことは、仕事にも大きな影響を与えた。服部さんが勤務するのは高齢者向けのスポーツジム。大会に向けて努力する姿や、その結果を見た会員たちが、筋肉や運動に興味を持つようになったという。
「服部先生みたいに筋肉つけるわ」
「服部先生が頑張ってるから私も頑張る!」
「私たちの励みになるわ」
そうした言葉をかけられることが特に印象に残っているという。高齢者にとって運動は、若い世代以上にハードルが高い場合がある。だからこそ、身近な場所に努力して変わった人がいることは強い後押しになる。服部さんが自分の身体を使って伝えたかったことは、まさにそこにあったのだろう。
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取材・文:柳瀬康宏 写真提供:服部修平
『月刊ボディビルディング』『IRONMAN』FITNESS LOVE』などを中心に取材・執筆。保有資格は、NSCA-CPT,NSCA-CSCS,NASM-CES,BESJピラティスマット、リフォーマー。メディカルフィットネスジムでトレーナーとして活動もしており、2019年よりJBBF、マッスルゲート、サマースタイルアワードなどのボディコンテストに毎年挑戦している。











