服装、音楽、食事など「条件」を統一せよ

芳賀選手がデッドリフトの記録を伸ばしてきたコツの一つに「条件の統一」がある。この服装も、以前に良い記録を出したときに着ていたものと全く同じ。服装だけでなく聴く音楽、食事など条件を統一し、記録更新しやすい環境をつくるそうだ
これまでに重量が爆発的に伸びたことはなく、年単位で確実に力をつけてきました。初めての素手デッドリフトで270㎏が引けたので、元々強かったのはありますが、それでもここ10年ほどで、1RM換算で40〜50㎏ほど伸ばしました。最近の自己ベスト記録は310㎏を5回です。
記録を伸ばすためにはいろいろ考えていて、頻度は10〜14日に1回くらいがちょうど良いと思っています。1週間に1回かそれ以上やるのはやり過ぎです。腰の疲労は想像以上にたまりやすいですし、抜けるのも遅い。昔は週1回やっていましたがギリギリで、最近は回復が追いつかないので頻度を落としました。
また、毎回MAXやMAX付近にチャレンジするのも良くないです。だいたい僕は、5レップ〜10レップを目安に行うようにしていますが、場合によっては20レップほどのハイレップもやります。

デッドリフトのセット数は2セットで、筋肥大よりも、リフティングを楽しむという意識で取り組んでいます。そして、その結果として筋肥大がついてくるというのが僕の中でのパターンです。
もちろん、調子が悪い日もあります。アップの段階でそれに気づいたら、デッドリフトは終了して違う種目に移るか、場合によってはトレーニング部位自体も変えます。

デッドリフトは気合が大事です。気分を高揚させるために、あの手この手を使います。調子が良かったときのルーティンも大事です。良い記録が出た日の服装や聴く音楽、アップの仕方、食事、トレーニング場所などを同じ条件にするのがポイントです。
記録を出すコツとしては、誰かに見てもらうことをおすすめします。視線を感じながら行うことで、より力が出せるようになります。「視線の補助」ですね。

はが・りょうへい
1993年8月5日生まれ。神奈川県出身、身長178cm。登録者数140万人越えのYouTuber。2017~2019、2022~2023年神奈川県ノーギアパワーリフティング選手権105㎏級優勝、2023~2025年日本クラス別選手権90㎏超級3連覇
文:舟橋位於 大会写真:中原義史 トレーニング写真:北岡一浩 Web構成:中村聡美











