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坂本陽斗、驚異のバルクで東京クラス別を制す!「次は東京選手権を大学1年生で狙いたい」

7月18日に開催された「第36回東京クラス別選手権大会」に出場した坂本陽斗選手が、ボディビルミスター75kg超級で優勝した。坂本選手(19)は、昨年8月のマッスルゲート愛知にて大会史上最多の7冠を達成。今年4月から日本体育大学へ進学し、今大会を迎えた。

【写真】坂本選手のバルクアップしたムキムキボディ

昨年はマッスルゲート7冠、全国高校選手権優勝、日本ジュニア選手権3位と輝かしい実績を残しスーパー高校生として注目を集めた坂本選手。今年から大学生となり、いよいよ本格的に一般のステージでどこまで昇りつめるのか期待が高まっていた。

坂本は今回の東京クラス別に出場した理由を次のように語っている。

「今年の4月に『月刊ボディビルディング』で昨年の日本選手権チャンピオンの相澤隼人選手と対談させていただく中で、ここを獲れるか獲れないかで自分の立ち位置が分かると話題になりました。自分の立ち位置を確認するために出場しました」

今回の優勝は、自分の立ち位置が分かる結果となった。

「実際に東京クラス別は獲れたので、次は東京選手権を大学1年生で狙いたいなと強気に出ようと思っています」と坂本選手は笑みを見せつつ、「ただ自分の課題は達成できていません。毎年そうなんですけど、後半の方で身体が絞れて来るんです。だから今回は、前半に絞りを持ってきたかったんですが、バルクのゴリ押し、バルクのボディビルになってしまいました」と反省する。

次は東京選手権(8月13日)になるのか聞かれた坂本選手は、「その前(8月7日)の日本ジュニア選手権にも出る予定です。結果を残して世界ジュニア選手権の切符を手に入れたいからです。そこで結果を出して、東京選手権につなげたいですね」と計画を立てているという。

今大会の坂本選手は、ステージであまり緊張している様子はなかったが、これには理由があった。坂本選手は「じつは大会当日に期末テストがありまして、試合前に試験を受けてきたので頭がパンプアップされている状態でした。頭が痛くて、大会で緊張する余裕がありませんでした」とリラックスしているように見えた理由を明かした。大会翌日も期末テストがあるといい、多忙な生活を送っているようだ。

あらためて大会を振り返ってもらうと、「自分が一般部の最年少で優勝できたので、気持ち良かったですね。これで、次回からは世の高校生が東京クラス別に出てくるかもしれません。高校生だから高校生の大会に出るという考えではなく、一般の大会でも十分に通用する。そうした高校生が出てきてほしいし、僕も学生の立場で証明していきたいですね」と野望を語った。

スーパー高校生から、スーパー大学生へ。坂本陽斗が“怪物の系譜を継ぐ神童”になれるかどうかは、これからの活躍にかかっている。

取材・文:松井孝夫 撮影:中島康介

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