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選手・講師と二足の草鞋で奮闘!観客を優美なドレスの世界へ誘う

俳優の金子賢氏がプロデュースし“サマスタ”の愛称で知られる人気ボディコンテスト「SUMMER STYLE AWARD(サマー・スタイル・アワード=SSA)関東予選」が10月10日(月・祝)、東京・日野市民会館で開催された。DRESS部門では、並木眞実選手が印象的なブルーのドレスでエレガンスとノーブルを体現し、優勝を果たした。

【写真】まさにエレガンス。並木選手のポージング

ロングドレスで女性らしく健康的で美しい身体を競うDRESS部門。もともとは2016年~2019年まで開催していた「SSA×DREAM」にて設けていたカテゴリーのドレス審査。今シーズンから改めて単体カテゴリーとして本格再始動したこのクラスを、優美そのもののパフォーマンスで制した並木眞実選手。2019年にBEAUTY FITNESS MODELのカテゴリーに出場し、ROOKIE CHALLENGE CUPとNOVICEで総合優勝するなど活躍したが、その後は本業のパーソナルトレーナーとして、またSSA認定講師として活動してきた。

「ここ数年は講師としてしっかりやろうと思い、指導に集中していたのですが、今回はDRESS部門ができたり、BEAUTY FITNESS MODELもプロができたということで、また挑戦してみようと。でもダメダメでしたね(苦笑)。久しぶりということもそうですが、講師となって初めてのコンテストということで、自分の中で余計な責任やプレッシャーを感じてしまったのかもしれません。完璧にやろうと少し力んでしまいました」

とはいえ、新体操10年のキャリアで培ったしなやかさや音楽とのシンクロ、醸し出す品格などはまさに圧巻。観客を優美なDRESSの世界へ引き込んだ。改めて、DRESS競技の難しさとは?

「フィットネスのコンテストなので身体のラインを見せることは第一だと思いますが、その中でもエレガントさを意識したり、ほかの部門とは異なるエレガントかつシックな曲調に合わせたりといった部分は独特の難しさがありますね」

パフォーマンスでは綺麗な中にも華やかさをなくさないようにする、ドレス選びでも脚のラインを見せる一方で胸元はあえて隠すなど、トータルでメリハリをつけることも意識したそうだ。

今大会では並木選手がボディメイクやポージングを指導した選手も大会に出場しており、バックステージでは選手と指導者、二つの顔で奔走する姿が印象的だった。

「これからも指導した方たちがステージで輝けるよう尽くしたいですし、私自身も新しいDRESS部門でしっかり結果を残し、日本大会がもしあれば出たいなと思っています」

取材:藤村幸代 撮影:中原義史

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執筆者:藤村幸代
スポーツとカラダづくりを中心にカルチャー、ライフ、教育など多分野で執筆、書籍構成・プロデュースを行っている。神奈川県横須賀市出身、三浦市在住。

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