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SBC京都大会で表現力No.1に輝いた男「中途半端な人生は20代で終わりにする」

4月15日(土)、京都府・文化パルク城陽で「Super Body Contest(スーパーボディコンテスト)」の今シーズン2戦目となる京都大会(KYOTO 01)が開催され、その日最も印象深いステージングを披露した選手に贈られるベストパフォーマンス賞には、瀬上敏明(せのうえ・としあき/29)さんが輝いた。

【写真】ステージでバク転も!?瀬上さんの躍動感のあるポージング

ベストパフォーマンス賞とはその大会で最もインパクトがあり、自己アピールが印象的だった選手に贈られる。選手一人ひとりの表現力やエンターテインメント性を重視するスーパーボディコンテストならではの賞だ。

「29年間の人生、今まで努力してきたつもりですが何の結果も残せてないし、すべてが中途半端でした。『そんな中途半端な人生は20代で終わりにする。ここで頑張れないのであれば30代以降もずっと変われるはずがない!』と自分自身の成長のために絶対に優勝するんだ!という気持ちでエントリーしました」

瀬上さんは今大会に向けて並々ならぬ決意でステージに立ち、アクロバティックにバク転を決めるなど観客を沸かせていた。もちろん、ボディコンテスト出場に向けて磨いてきたのはステージングだけではない。

「逆三角形のシルエットを出すために肩は必要な部位だと思いますが、なかなか張り出しがなく弱いので今大会に向けては一番強化してきました。トレーニングについても、通勤や帰宅時に片道40分ずつ有酸素運動を取り入れたり、マシンやダンベルでのトレーニングを終えた後に、さらに自重トレーニングを取り入れて追い込むなど『自分自身に負けてたまるか!』という思いで取り組んできました」

今回、エントリーしたTREND部門EPICクラス(18~39歳)では惜しくも2位となってしまったが、身体づくりにもステージングにも全力で取り組んできた。そんな瀬上さんが筋トレを始めるきっかけになったのは、3年前に出会った1冊の本だったという。

「3年前、飲食店を開業したもののその直後にコロナウイルスが流行してすぐに廃業を余儀なくされました。借金を抱え、これからの人生どうしようと大きな不安を感じながら仕事を転々としていた時に『筋トレが最強のソリューションである/Testosterone(著)』と出会いました。

そこには、“人生のほとんどの悩みは筋トレで解決します!”といういかにも怪しいキャッチコピーがありましたが、どうせ今は失うものは何もないし、とりあえず本に書いてある通り筋トレを始めてみよう!という気持ちで始めたのがきっかけでしたね」

現在はパーソナルトレーナーとして活動をしながら、ボディコンテストでの優勝を目指して日々身体づくりに励んでいる瀬上さん。次戦は5月28日(日)、静岡県・しずぎんホールで開催される静岡大会(SHIZUOKA 03)に出場予定。「静岡大会でリベンジを果たして、次こそ優勝します!」と意気込みを見せた。

取材:FITNESSLOVE編集部 写真:Super Body Contest事務局

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