JBBF選手 コンテスト

丸みのある美しいシルエットをつくりあげてボディコンテスト活躍の40歳 「ママ!カッコいい!きれい」と7歳の娘も応援

「ステージに立ったときに、私は誰よりも頑張った、努力したと自信を持って思えるように日々過ごしていきます」

昨年9月初旬に行われた『オールジャパンフィットモデル(※)チャンピオンシップス 2024』163cm超級での4位入賞に続き、同月下旬に行われたオールジャパンではビキニフィットネスマスターズ35歳以上160cm超級で3位と、二刀流選手として活躍した金城津奈子(きんじょう・つなこ/40)選手。来シーズンに向けて、今の取り組みを聞いた。

※ワンピース水着とイブニングドレスで審査されるカテゴリー。

【写真】金城津奈子選手のビキニらしい丸みを残した絞りとドレス姿

「2024年は2023年より一歩前進できたかなと感じています。ビキニフィットネスらしい身体とはどんなものか、私なりに考えてほんの少しだけですが足を踏み入れることができたんじゃないかなと思っています」

前進した理由の一つには、昨春、ピラティスの先生との出会いがあるという。

「ピラティスの先生がバレエ出身のため、見せ方もご指導してもらっています。ステージで美しく見える顔の角度、指先の使い方、表情などです。ポージングは別で担当の先生にみてもらっています。プレアクションや、ウォーキング、クォーターターンについて細かくご指導を受けました」

実は昨年、フィットモデルでの出場は考えておらず、尊敬している選手、審査員の方からのアドバイスで、「急遽フィットモデルでもオールジャパンに出ることを決めた」という。出場したことで見えた課題があり、得たものも大きかったようだ。

「フィットモデルならではの女性らしさ、エレガントな立ち振る舞い、表情、全てにおいてまだまだ勉強不足だなと感じました。2024年の良かった点は、客観的に自分自身を見ることができたことです。すばらしい選手の皆様と並ぶことができて、来シーズンに向けて課題が明確になりました。特に背面全体の筋量が足りないので、そこのトレーニングも強化していきたいと思います」

現在のトレーニングと、食事について気をつけていることは。

「ジムでのトレーニングは週に4回、約90分、時間帯は朝です。また、週1回ピラティス、コンディショニングのレッスンを受けています。食事は動物性タンパク質をできるだけ摂らないようにしています。お米は玄米。身体に優しく、栄養価の高いものを選んで食べるようにしています。時々、お菓子やパンを食べる日もあります。楽しく食事をしています」

動物性タンパク質を控えているのは何か理由があるのだろうか。

「動物性タンパク質を全く摂っていないわけではないのですが、お肌や胃腸にかなり負担を感じました。トレーニングをしているとどうしてもタンパク質を多めに、とずっと思っていましたが、必要な分だけ摂取して健康でいる方がいいなと感じて、食事を180度変えました」

「来シーズンも二刀流です」、金城さんは言う。

「フィットモデルでは、まだまだやりきれてない感があって、身体はもちろんですが、ステージでの演出、ポージング、コスチュームなども来シーズンに向けて考えています。また、ビキニフィットネスらしい身体に少しでも近づけるように、トレーニングや私生活、楽しく、頑張っていきたいと思います!」

金城さんの一番の応援団は7歳の娘さん。

「ステージに立つことを娘がとても応援してくれます。『ママ!カッコいい!きれい』と言われたのがうれしくて、来シーズンも言ってもらえるように頑張ります」

金城津奈子選手

【JBBFアンチドーピング活動】JBBF(公益社団法人日本ボディビル・フィットネス連盟)はJADA(公益財団法人日本アンチ・ドーピング機構)と連携してドーピング検査を実施している日本のボディコンテスト団体で、JBBFに選手登録をする人はアンチドーピンク講習会を受講する義務があり、指名された場合にドーピング検査を受けなければならない。また、2023年からは、より多くの選手を検査するため連盟主導で簡易ドーピング検査を実施している。

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取材:あまのともこ 撮影:中島康介

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