コンテスト mens

己を限界まで追い込み、筋肉とポージングセンスの調和を極めた日本チャンピオンの姿とは

筋肉を鍛え始めたキッカケは人によってさまざま。今回紹介するのは、自身の理想を追い続けた結果、アジアの頂点に立てた筋肉芸術家を紹介する。

トレーニングを始めたキッカケと大会出場について

私はもともと高校野球をやっていて、そのときに補強でウエイトトレーニングをやっていましたが、本格的にやり始めたのは、ボディコンテストが流行り始めたときです。パーソナルトレーナーをやっていて、自分に箔をつける目的と、パーソナルのお客様に還元したいと思っていて、タイミングが良かったので、2016年11月に東京で行われたサマースタイルアワードのノービス大会に出場し、スタイリッシュガイの173㎝以上級で2位になりました。今年競技歴5年目で、毎年弱点部位を強化できていると思います。
ただの一選手であった私がここまで来れたのも、サマースタイルアワードを通して出会ったライバル達や運営の方々のおかげだと思うので、現在サマースタイルアワードのホームページや、ポスターでセンターを飾らせて頂ける事を誇りに思います。そしてサマースタイルアワードのプロとして、完成度を高め、芸術性を追求していきたいと思っております。
しかし、私自身サマースタイルアワードの認定講師をしておりましたが、皆さんにはポージングを軽視されてるように感じます。マッスルコントロールができず、背中が広がらなくて逆三角形なフロントポーズがとれなかったりする方もいて、せっかく良い身体を持っているのにもったいないと思います。もっと自分でも練習をしたり、何回も大会のステージを経験しているプロが講師を務めるセミナーなどにも参加してもらいたいと思います。
私の今年の目標は、7月25日に行われるプロ戦のビースティ(クラス分けなし)で勝つことです。今のところ国内で負けるつもりはないです、というかは勝たないといけないと思っています。

現在のトレーニングと生活ついて

私は、トレーニングにおいて、毎回力を出し切り、セットのスタート時は回数を決めていますが、できれば回数を決めずに、できるところまでやるようにしています。トレーニングメニューは、BIG3をしっかりと行って、マシントレーニングもやるようにしいてますが、フリーウエイトでのトレーニングが多いです。
仕事は、現在総合型フィットネスクラブでパーソナルトレーナーをやっています。トレーニングは趣味の延長線上なので、仕事との両立は苦ではありません。トレーニングをすることで、パーソナルのお客様に還元できます。妻からは応援されていますが、両親からは減量などを心配されています。
食事は、鮭を毎朝食べています。それ以外では鶏肉なども食べます。栄養の資格を取ったり、毎年2~3回コンテストに出場しているので、減量についてはしっかり逆算をして行います。どんなに良い減量でも、計画性がなかったら絞れないですし、どんなに悪い減量でも1年あれば正直仕上がってしまいます。なので、食事の内容も大事ですが、自分の身体と向き合って、逆算して減量期間を考えています。コンテスト1カ月前には、勝てるレベルに仕上げるイメージをしています。

(取材・文:FITNESS LOVE編集部 写真提供:サマースタイルアワード実行委員会)

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漆畑ヴィクトル(ウルシバタ・ヴィクトル)
1989年3月12日生まれ
身長/体重:174㎝/オン70㎏、オフ85㎏
2019サマースタイルアワードジャパンオープンスポーツモデル(ビースティ)部門総合優勝、2019サマースタイルアワードアジアグランプリスポーツモデル(ビースティ)部門総合優勝、2020サマースタイルアワード決勝大会スポーツモデル(ビースティ)部門総合優勝
トレーニング以外の趣味:登山、ゲーム、マンガ、アニメ


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