“誰でも参加できる”ボディコンテストの登竜門として大きな盛り上がりを見せている『マッスルゲート』。6月18日(土)には静岡・アクトシティ浜松中ホールにて『マッスルゲート浜松』を開催。初の浜松市での開催にもかかわらず、約220名ほどの選手がエントリーし盛り上がりをみせた。筋トレを始める前はガリガリだったという齊藤寛乃選手。カッコイイ肩の筋肉を披露し「ウーマンズレギンス」158㎝以下級と35歳以下の部のW優勝を果たした。
取材:FITNESS LOVE編集部 撮影:中島康介
マッスルゲート浜松
ウーマンズレギンス 158㎝以下級&35歳以下の部 優勝
齊藤寛乃選手
――まずはトレーニングを始めたきっかけから教えてください。
「本格的に取り組み始めたのは6年程前からです。トレーニングを始める前はガリガリでした。ボクシングを始めて筋トレの自主トレを行うためにゴールドジムへ入会したことがきっかけでした」
――普段のトレーニングメニューはどのように行っていますか?
「4分割でトレーニングしてます(脚とお尻、肩と二頭三頭、背中と腹筋、胸)。サイクルは筋肉痛の度合いによって変動します。有酸素は週3日。ジムでのランニングの他にトレイルランを取り入れ、山も走っています。トレーニング中は腹圧を抜かない、正しいフォームで一定のリズム、無駄のない計算された動きを意識しています」
――自慢の部位とそのトレーニングメニューはありますか?
「お尻が自慢の部位です! 最初にゴムバンドだけでサイドウォーク、クラムシェル、ワイドスクワットなどで追い込み、その後マシンでヒップスラスト、アブダクション(骨盤前傾パターンと後傾パターンの2種類)、ケーブルキックバックを行っています」
――トレーニングをしていて良かったと感じることはありますか?
「重いものでも男性に頼らず持てるようになったことです(笑)」
――トレーニングで辛かった経験などありますか。
「過去にビキニカテゴリーで大会に出ていた時は、ハードなトレーニングと減量で体調を崩し、それでもトレーニングを続け、過去一番辛い毎日でした。『死ぬわけではないしな』と毎日言い聞かせていました」
――仕事とトレーニングの両立はどうでしたか?
「まだ会社員だったときは、残業で疲れ果てた後、夜遅い時間からトレーニングをしていたので苦労しました。逆に早朝のトレーニングに切り替えてから、割と捗るようになりました。今はフリーランスなので、隙間時間を有効に使ってトレーニングしています」
――普段から食事なども工夫していますか?
「添加物は極力避け、オーガニックにこだわった材料を使って自炊しています。またPFCバランスを常に計算しながら食事することも意識しています」
――普段摂取しているサプリメントはありますか?
「マルチビタミン、ビタミンA、B、C、E、亜鉛、マグネシウム、コエンザイムQ10、シリマリンなど。トレーニング中はBCAA。理由はそれぞれありますが、ビタミンC、B、Eなどは、ランニングや筋トレによって身体が人一倍酸化しやすいので多めに摂取しています」
――減量中は何を意識しましたか?
「私の場合、チートデーは作らないことです」
――次の大会の目標は?
「ジャパンカップのウーマンズレギンスで優勝すること!大会以外では、スパルタンレースで良い成績を収めること」
――初めての大会で困ったことや不安だったことはありますか?
「数年前、初めてビキニの大会に出たときは、ステージ出番までの控室での過ごし方が不安でした」
――今回の大会での反省点はありますか?
「背中が弱かったこと。ウーマンズレギンスのカテゴリーとはいえ、もう少し強くしないとダメだと思いました」
――これから大会を目指す方へのアドバイスをお願いします。
「どんなカテゴリーでも、そのカテゴリーに適した身体を作るために全力で頑張ってください! 努力した後のステージからの眺めは最高ですよ」

