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タイトドレスで“砂時計ボディ”を競う新カテゴリー始動!

ボディコンテストに出てみたいけど、水着になるのはちょっと……。でも、せっかくならトレーニングの成果を確かめたいし、ドレスアップして華やかな舞台にも立ってみたい――。そんな女性トレーニーのニッチな望みをピンポイントで叶える新カテゴリーが今夏、スタートした。新興ボディコンテスト『Super Body Contest(以下、SBC)』がローンチした「SBC TIGHT(タイト)」がそれだ。

【写真】SBC TIGHT(タイト)ポージングレッスンに密着

SBCといえば、舞台演出の華やかさやフリーポーズの自由度などから高いエンターテインメント性でも知られ、「見て楽しい、出たらもっと楽しいボディコンテスト」としてコンテスト競技者からの支持を集め、今年4年目を迎えた。

SBCではこれまで、基幹部門である「SBC」部門を皮切りに、SBC部門よりスリムなボディラインを重視した「TREND」部門、アウトラインやボディライン、ファッション性などを重視した「COLLECTION」部門初のカテゴリー「SBC MONOKINI」など、部門やカテゴリーの幅を広げてきた。そこへ新たに加わったのが「DRESS」部門初のカテゴリーである「SBC TIGHT」だ。

カテゴリー名の発案から規定ポーズの振付、ドレスの選定など「SBC TIGHT」ローンチをメインで進めてきたSBCのヘッドコーチ兼ディレクター、木下智愛氏は、新カテゴリー設立の経緯について次のように語る。

「これまでずっと、洋服を着たコンテストをやりたいという思いがありました。最初からビキニになるのが苦手だという声や、お腹を割るとなるとハードルが高いという声をいただいており、より広い層の方がコンテストに出やすくなるためにも新しいカテゴリーが必要だと感じていたからです。

また、女子って年齢を問わずきらびやかなオシャレをしてパーティーやクラブにお出かけすることが好きだったり、ひそかな憧れを持っていたりしますよね。それを鍛えた身体の女性がやったら、さらにカッコイイ。そのコンセプトを思いついたとき、『TIGHT』というカテゴリー名も瞬時にひらめきました」

カテゴリー名の通り、コスチュームは膝上丈のタイトドレスが規定とされるが、カラー選定にも出場者の心理に沿いたいという木下氏の思いがのぞく。

「CHARMクラス(18~39歳)はブラック、MONARCHクラス(40〜年齢無制限)はレッドとしました。これまでのコンテストを見ていると、若い方はブラックやネイビーなど落ち着いた色を選び、年齢層が上がっていくと華やかな色を選ぶ方が多いんですね。また、同じ丈やデザインにしたほうが見ている方に“タイトドレスが似合う砂時計ボディライン”という審査基準が伝わりやすいこと、同じカラーが並ぶとステージもよりスタイリッシュになることなども考慮してカラーやデザインにこだわりました」

SSA TIGHT初代女王(写真右から2番目)

8月6日(土)、静岡・菊川市文化会館アエルにて静岡県ボディビル・フィットネス連盟との同日開催で行われたボディコンテスト「SBBF×SBC」では、男子の新カテゴリー「SBC DENIM(デニム)」と共にTIGHT部門が初開催され、出場者たちが華麗なステージングを披露した。規定ポーズ、フリーポーズの振付を含めたステージングも、豊富なダンス歴をもつ木下氏がこだわったポイントだそう。

「SBC部門でもダンス要素を取り入れていますが、さらに下半身も連動させた動きを振付に盛り込んでいますし、参加を希望する方には無料セミナーで筋肉の細かい動かし方や指先に至るまでの決めの角度など、ポージングの深い部分までお伝えしています」

“トレーニング+ダンス+オシャレ”という斬新なコンセプトが醸し出す華麗なステージングは、出る側、見る側、双方で新たなファン層を獲得しそうな予感。気になる人は、年末の『SBC FINAL』に向けて全国で開催される予選大会をぜひチェックしてみては?

取材:藤村幸代 撮影:田中郁衣

次ページ:SBC TIGHT(タイト)ポージングレッスンの写真


執筆者:藤村幸代
スポーツとカラダづくりを中心にカルチャー、ライフ、教育など多分野で執筆、書籍構成・プロデュースを行っている。神奈川県横須賀市出身、三浦市在住

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