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日本一"デニム"が似合うカッコいい身体を決める!SBC DENIM部門がスタート

2019年の大会初開催以来、エンターテインメント性の高い演出や出場者への手厚いサポートなどが支持され、「楽しめて挑戦しやすいボディコンテスト」として浸透しつつある『Super Body Contest(以下、SBC)』。これまで基幹部門の「SBC」部門に始まり、SBCよりスリムなボディラインを重視する「TREND」部門、アウトラインとトレーニングされた雰囲気&ボディが審査される「COLLECTION」部門の新カテゴリー「SBC MONOKINI」、さらに子供たちが好きなスポーツや習い事をアピールできる「KIDS」部門と部門やカテゴリーを増やし、出場者への門戸を広げてきた。

【写真】SBC DENIM(デニム)ポージングレッスンに密着

そのSBCが今夏、女子の新カテゴリー「SBC TIGHT(膝上丈のタイトドレス)」と共にローンチしたのがCOLLECTION部門の「SBC DENIM」。その名の通り、デニムの着こなし、デニムが似合うボディを審査する男子の新カテゴリーだ。

このカテゴリーが誕生したきっかけについて、振付やステージ演出全般をつかさどるSBCのヘッドコーチ兼ディレクター、木下智愛氏に話を聞いた。

「新たなカテゴリーを中心に雑談をしていく中で、村松(良一・株式会社SBC)代表が“やっぱりデニムってカッコイイよね。男性はデニムを履きこなしたいんじゃないかな”とサラッと言った一言が大きなヒントとなりました。ちょうど女性のTIGHT部門を新設するタイミングでしたので、タイトのミニドレスとデニムが並んだらインスタ映えするのでは、という戦略もありました」

女子のTIGHT部門設立は、「腹筋を割るのは敷居が高いので、水着はちょっと……」とコンテスト出場を尻込みする女性の声を取りこぼしたくないとの思いもあった。同様にこのDENIM部門も、たとえば「脚にボリュームが出づらい」「脚の形が悪い」といった理由でSBC部門やTREND部門に尻込みする男性の声に応えた形だ。

「SBC DENIM」では、ファッション性およびスタイリッシュな雰囲気とスリムなボディラインを特に重視している。このコンセプトを強調するために、審査基準からポージングに至るまで細かいこだわりを随所に施しているという。

「サイズ的には、SBCとTRENDの中間くらい。ワイルドなVシェイプはコンセプトが違ってきてしまうので、むしろ減点にしてカテゴリーの差別化を図っています。また、特にこだわったのがポージングです。規定ポーズは他のカテゴリーと比較してよりスタイリッシュな雰囲気や、デニムを履いたときのカッコイイ雰囲気を醸し出すような振付にしていますし、全員が並ぶ際にはあえて立ち位置の間隔を狭くして、同時にポーズしたときによりDENIMらしいスタイリッシュさや迫力を表現しています」(木下氏)

SBC部門の常連で、今回DENIMにもチャレンジするという選手に聞いてみると、「SBCとは全く違うポージングですし、もちろんデニム姿でこんなポーズを決めたことがないので本当に難しい。“ナルシスト”ではないけど、いかに自分の世界に入り込んでカッコよさを表現できるかがポイントだと思います」と、DENIM部門の難しさを語った。

木下氏も、「自分自身への没入感もポージングやステージングの鍵を握る」とうなずく。

「規定ポーズからフリーポーズと流れていく時間は、まさに自分のために用意されたものなので、存分に表現力を発揮してほしい。ポージングが分からないという方には、無料体験説明会・レッスンなどでもその人の骨格や柔軟性などに合わせたスタイリッシュな振付をご提案しています」

SBC DENIMはボディコンテスト初心者が挑戦しやすいカテゴリーだが、逆にSBC部門やTREND部門でのステージングのスキルアップを目指し、このカテゴリーで表現力を磨きたいという人もいるそう。

8月以降、全国で予選大会が開催され、今年12月10日、埼玉・サンシティ越谷で開催される『SBC FINAL 2022』で栄えある初代DENIM王者が決まる。“日本一デニムが似合うカッコいい身体”は果たして――。

取材:藤村幸代 撮影:田中郁衣


執筆者:藤村幸代
スポーツとカラダづくりを中心にカルチャー、ライフ、教育など多分野で執筆、書籍構成・プロデュースを行っている。神奈川県横須賀市出身、三浦市在住

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