コンテスト mens

ジャパンオープン・ボディビル覇者が見せつけた圧倒的筋量の上腕筋

吉岡賢輝選手9月4日に石川・本多の森ホールにて、『JBBFジャパンオープン選手権』が開催された。男子ボディビルは吉岡賢輝選手(27)が肩から上腕三頭筋にかけて圧倒的な筋量を見せつけ、優勝した。また、吉岡選手は同大会のミックスドペアに姉・美里選手と優勝に輝いており、2冠となった。

【写真】丸太ような吉岡賢輝選手の上腕とミックスドペアの姉弟での華麗なるポージング

吉岡選手はウエイトトレーニング専門雑誌『IRONMAN2022年9月号』の表紙を飾っており、巻頭インタビューでは本大会への出場を決めた経緯と意気込みについて語っている。

「僕の姉(美里)がミックスドペアに出てみたいと言い出したんです。それをきっかけにジャパンオープンに出場することになったのですが、姉の提案がなかったら避けていたかもしれません。また、周囲の人たちに言われたのが、仮に今年の日本選手権で順位が上がったとします。そうなると、翌年以降はもう立場的にはジャパンオープンに出場しづらくなります。ジャパンオープン優勝というのは一つの大きな勲章です。怖さは感じますが、挑戦するなら今年しかないと思いました」

プレッシャーを跳ね除け、見事2冠を達成した吉岡選手は10月9日に開催される日本最高峰の舞台『JBBF日本ボディビル選手権』に出場する。昨年は初出場でファイナリスト入り、一躍脚光を浴びていた吉岡選手。今年は上位入賞も期待されるが、大会後のコメントでは、接戦を演じた2位の杉中一輝選手の存在が気になっていたようだ。

「嬉しいというよりも、今日はほっとしました。自分で言うのはちょっと恥ずかしいんですが、実績でいうと僕が一番上だったので、負けちゃいけない立ち位置にいたと思います。だから負けたときに失うものが大きく、プレッシャーがものすごかったです。(杉中選手の存在は)かなり意識していました。今回も圧倒的に僕が勝ったとは思っていません。むしろ負けている部分もあると思っています。最後の表彰式のときに、彼には『日本選手権に出ろよ』と伝えました。「出ます」と彼も言っていたので、また戦いたいと思います。次は『どっち(が勝つん)だろう?』と思わせないような闘いに持っていきたいです」(取材:藤本かずまさ)

文:FITNESS LOVE編集部 撮影:中島康介

次のページ:丸太ような吉岡賢輝選手の上腕とミックスドペアの姉弟での華麗なるポージング

次のページへ >


-コンテスト, mens
-,