トレーニングの取り組み方は十人十色、始めたきっかけや目的ももちろん違う。ここでは、トレーニングに励む愛好家達の軌跡を辿ってみよう。今回紹介するのは、日本最高峰の舞台「グランドチャンピオンシップス」(以下、グラチャン)で5位入賞を果たすなどビキニフィットネス業界で注目を浴びている大工原真史選手(40)。そのはじまりは、悲しい出来事がきっかけだった……。
大工原選手は2017年に消防士だった夫を殉職事故で亡くし、その喪失感から立ち直るために、ランニングやダンスフィットネスに通い、その後、24時間ジムが近所にできたことからウエイトトレーニングを始める。熱中していった大工原選手は、パーソナルトレーニングジムにも通い、ビキニフィットネスの身体づくりをスタート。
「脚、肩、胸、腹筋・尻、背中の5分割で、パーソナルトレーナーに教えてもらったことを一つひとつ思い出しながら、どこを狙っているのかを頭の中で考えながら丁寧にトレーニングをやっています。そしてトレーニング中は弱気にならない、絶対に気持ちで負けないことを心がけています」
グラチャンのステージは堂々としたポージングが見られた。大工原選手は5位という結果につながった要因を分析する。「競技歴2年目でTOP6に入れるなんて思っていなかったので、いい意味でリラックスしてステージに臨めたのが、いい結果につながった気がします」
今年の大工原選手はスポルテックカップ3位、オールジャパンチャンピオンシップス2位、グラチャン5位という上位の成績を収めた。来年は表彰台の真ん中を狙うという。
取材:FITNESS LOVE編集部
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