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娘に見せたい『チャレンジし続ける姿』最終予選で掴んだ日本一への切符

筋肉美・健康美を競いながらも、エンターテインメント性が高いと話題のボディコンテスト『Super Body Contest(スーパーボディコンテスト)』。その年内最終予選会となる「KAMAKURA11」 が11月13日(日)、神奈川県・鎌倉芸術館で開催された。ビキニ着用で美しく磨かれた筋肉美を競うSBC部門ELEGANT(30歳~39歳)クラスでは、雨宮央選手(32)が優勝。しっかりとシェイプされた身体を艶やかなポージングで披露し、初出場ながら満点を獲得した。

【写真】雨宮選手のバックポーズを含む艶やかなポージング

SBCは華やかな演出と出場者への手厚いサポートなどから、コンテストビギナーも参加しやすい大会として認知度を高めてきており、各カテゴリーごと年齢別にクラス分けを行い筋肉美を競い合う。今大会にもボディコンテスト初挑戦の選手たちが多数出場しており、雨宮選手もその一人だ。

また、ポージングもカテゴリー毎に細かく考えられており、重要な審査基準となる。そのため雨宮選手は大会出場を決めると、まずは過去の大会動画を見ながらコンテスト経験者の友人に協力をしてもらいポージングをくまなく研究することからスタート。その後も一緒にポージング練習に励み、細かい動きを一つひとつ確認をしながら、入念な準備をしてきたそうだ。その努力が実り優勝が発表されると、控室で結果を待っていた友人と涙ながらに喜びを分かち合ったという。

「初めてボディコンテストに出場したので、優勝できて嬉しいです。今回の優勝は一人の力では成し遂げられなかったと思うので、トレーニングにポージング、当日までサポートしながら一緒に戦ってくれた友人には感謝しかありません」

雨宮選手がトレーニングを始めたのは今から2年前。18歳で妊娠・出産を経験し、その後は保育士として働いていた雨宮選手だが、昔から抱いていた“体育の先生”になりたいという夢が諦めきれず、パーソナルトレーナーへの転身を決断。それを機に本格的にトレーニングに励む過程でまわりの仲間たちの影響でコンテスト出場を目標に定めたわけだが、今回挑戦を決めた理由はもう一つあるという。

「娘が13歳になるのですが親として、『チャレンジし続ける姿を見せたい』というテーマをつねに掲げています。娘はバレーボールをやっていて、今日もじつは大会なんです。なので『今日は各々の場所で頑張ろう』といって家を出てきました。良い結果を持って帰ることができるので喜んでくれると思います」

次に臨む舞台は年内最終戦となる12月10日のFINAL大会。この大会には、3月~11月にかけて各地で行われた予選大会の上位入賞者のみに出場権が与えられているため、全国から実力者たちが一堂に会する。持ち前の負けず嫌いを発揮し、残りの期間でどれだけ磨きをかけるのか。さらに飛躍する雨宮選手の姿が楽しみだ。

取材:FITNESSLOVE 撮影:中原義史

【写真】雨宮選手のバックポーズを含む艶やかなポージング

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