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加工アプリを使ったかのような“10頭身美女”が犯したミスとは?

シャネイ・ディシコ選手2月19日(日)、神奈川・カルッツかわさきで3年ぶりに『マッスルコンテストJAPAN』が開催され、注目の「IFBBプロビキニ」では、オーストラリアのIFBBプロ、シャネイ・ディシコ選手(Shanae DiCicco=27)が前回2020年同大会での6位から二つ順位をあげ4位と躍進した。

【写真】加工アプリを使ったかのような“10頭身美女”のバックポーズを含む全身

イタリア人とリトアニア人のクォーターであるディシコ選手は、鍛え抜かれたメリハリボディはもちろん、加工アプリを使ったかのような小顔&足長のプロポーションを持ち、8頭身を超える“10頭身美女”としても大会前から話題を振りまいた。

競技歴は7年。地元シドニーを拠点にライフスタイル指導も行うパーソナルトレーナーとしても活動しながら、4年前からはプロ選手として海外を精力的に転戦。昨年には『IFBB Aus Bikini Pro Show』でプロデビュー以来、自己最高位の2位を獲得するなど、強豪ひしめくプロのコンテストで着実にステップアップを重ねてきた。

今回、3年ぶりの開催となった『マッスルコンテストJAPAN プロビキニ』は、彼女にとって特に思い入れのある舞台だという。

「3年前のこの大会は、私にとって海外での初めてのプロコンテストだったんです。思い出がたくさん詰まった大好きなこの大会にまた参加できて、素晴らしい選手たちと競い合えたことがとても嬉しいし、前回の6位から4位にランクアップしのは、本当にエキサイティングな結果でした」

それでも、「まだまだ満足はしていません!」とディシコ選手。
「直近のコンテストでは『肩を大きく』と言われたので、今回はステージング直前のバックステージで必死に肩のパンプアップをしたんですが、先ほど審査員からいただいたフィードバックは『肩のボリュームを減らすこと』。次の大会では直前の肩のパンプは厳禁かな(笑)。とにかく、上半身と下半身のバランスに気を配ること、そしてフィードバックでもうひとつ言われた『自信を持って』という言葉も真摯に受け留めて、次のコンテストにのぞみます」

最後に、彼女が精力的にコンテスト出場を続ける原動力について尋ねると、こんな答えが返ってきた。
「私は7年間競技を続けるうちに、自分が成長していく過程を楽しむようになりました。その過程は私にとって長い旅のようでもあります。コンテストは順位を競うものだけど、順位の良し悪しが旅の良し悪しを決めるわけではありません。これからも、私は日々のワークアウトを通して、よりよい自分へと向かう旅を心から楽しみたいと思います」

大会を終えシドニーに戻ったディシコ選手は、荷物を詰め直したスーツケースを手に次のコンテストの地、シンガポールへと旅立った。

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取材:藤村幸代 撮影:中島康介


執筆者:藤村幸代
スポーツとカラダづくりを中心にカルチャー、ライフ、教育など多分野で執筆、書籍構成・プロデュースを行っている。神奈川県横須賀市出身、三浦市在住

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