5年ほど前にたまたまテレビで観た「スパルタンレース」に興味を持ったのをきっかけにジムに入会した塩谷暁子(しおや・あきこ)さん(40)。1年後、目標であったスパルタンレースに出場した後、ボディメイクに目覚めた。トレーニングは土日のみ。それでも毎週コツコツと努力を続けた結果、初出場の大会で2冠を達成した。
「5年ほど前からジムに通っています。たまたまテレビでスパルタンレースを観て、私も出たいと思い、さっそくその週末にジムに見学に行き翌週に入会しました。子どもの習い事のタイミングに合わせて週1日、1時間だけジムで身体を動かし、1年後にジムのメンバーとスパルタンレースに出場しました」
2022年になり、もともと通っていたジムの休館日にゴールドジムにビジターとして訪れた塩谷さんは、掲示板に貼ってあった『マッスルゲート』の告知を見て、1年後に同じ大会に出ること決意。そこから本格的にボディメイクを始めた。
「私は母1人子1人の母子家庭のため、平日は仕事から帰ったらなるべく家で過ごし、トレーニングは土日と祝日に行っています」
2023年2月12日に開催されたマッスルゲート兵庫へ出場した塩谷さん。初めての大会となるウーマンズレギンスフィットネス(158㎝以下級)では4位に終わったものの、ウーマンズレギンスで50歳以下級と158㎝以下級ともに優勝と、好成績を残すことができた。マッスルゲートの上位入賞者に出場権利が与えられる年末開催のゴールドジムJAPAN CUPへの切符を手にした。
「今後も大会に出場を重ねて経験値を上げていき、アップデートしていきたいです。トレーニングはとにかく楽しみ、前を向くこと、そして具体的な目標設定をすることで続けることができました。私は基本的に土日のみのトレーニングなので、この2日間のジムに行ける時間がとても貴重だと感じています。飽きない理由の一つかもしれません」
以前は運動が苦手だったという塩谷さんは、スパルタンレースに出るためにジムに通っていた頃は、1年間ジムへの道中毎回腹痛に襲われるほど「きつい」と感じていた。それでも諦めずにトレーニングを続けてこれたのはやはり明確な目標があったからだ。
「以前はジムへの道中毎回腹痛に襲われていましたが、それでもスパルタンレースに出たい気持ちの方が勝っていたので乗り越えることができました。ボディメイクのトレーニングに切り替わっても、気持ちの面ではやはり大会に出たい気持ちが強かったので、諦めることはなかったです。ただちょいちょい弱音は吐いてました(笑)。なので、気持ちを強く持てるような、具体的な“これ!”という目標ができれば、続けることに夢中になれるかもしれません」
取材:FITNESS LOVE編集部 撮影:中島康介