家族に「ゾウ」や「関取」と呼ばれたことがきっかけで、2015年からトレーニングを始めたなるさん（現在40歳）。22歳で出産を経験して以来、運動はほとんどしていなかった。ダイエット前の体型は身長162cmに対して体重が65kg、体脂肪率は34％。しかし、トレーニングを開始して１年が過ぎると体重はすでに15kg落ちていた。次第にトレーニングが楽しくなり、その後はボディコンテストにも挑戦するようになったなるさんのビフォーアフターを紹介する。
「家族に『ゾウ』や『関取』と呼ばれたことがダイエットを始めるきっかけになりました。それまで自分が太っていることを見て見ぬふりしていましたが、家族の言葉に気付かされ『絶対に変わってやる！』とダイエットの決意をしました」
運動は学生の頃に少し行っていた程度で、22歳で出産をしてからはほとんど行ってこなかった、なるさん。当時（2015年9月）の体型は身長162cmに対して体重は65kg、体脂肪率34％だった。ダイエット開始から半年間は、スクワットや腹筋、背筋を自宅で行っていたという。
「自重トレーニングでもちゃんとできなくて泣いた日もあります。食事は炭水化物を制限した『低糖質ダイエット』をしました。揚げ物もやめて、お酒も極力控えました。半年後くらいから市営のジムに通ってマシンでトレーニングをするようになりました」
ダイエット開始から1年後から『フリーウエイト』を取り入れ、徐々にトレーニングの幅を広げていった。この時点ですでにダイエット開始から体重が15kg落ちていた。すると、どんどんトレーニングが楽しくなりハマっていったと話す。
「食事は糖質制限、運動では有酸素運動が体重を落とすには効果的だと思いました。ダイエット開始から1年後から『フリーウエイト』を取り入れ、カロリー計算をしながらタンパク質も炭水化物もしっかり摂るようにしました。この時点ですでにダイエット開始から体重が15kg落ちていき、トレーニングがどんどん楽しくなりハマりました」
トレーニングを開始して３年後「Best Body Japan（ベストボディ・ジャパン）」に出場したなるさん。当時（2018年7月）の体型は体重46kg、体脂肪率16%。
「モチベーションが下がったときにInstagramで大会に出られてる方の写真を見て「私も出場してみたい」と思い、いろんな大会を調べていく中で「ベストボディ・ジャパン」が地元で開催されると分かりエントリーしました。大会に出場するようになってから重い重量を扱うことが多くなりました。ケガをしないようにストレッチやウォーミングアップをしっかりするように心がけています。資格を取得した『ジュラシック筋膜リリース』で身体のメンテナンスをすることも大切にしています。食事は大会シーズンオフのときもなるべくクリーンな物を取るようにしています。たまに食べるラーメンやアイスが本当においしく感じて幸せです」
現在は、ホステスのアルバイトをしながら、2021年からプライベートジムの経営も始め、多忙な日々を送っているようだが、周りの協力もあり大変なことはなかったという。
「娘が一人暮らしを始めて部屋が空いたため、2021年から自宅をパーソナルジム（パーソナルトレーニング、筋膜リリース、ボディカラーリング）に改装し、そこから週４回トレーニングをしています。ダイエットは、幸いにも家族が協力的だったので一緒に減量食を食べてくれたり、トレーニングも一緒にしてくれたり、応援してくれていたので大変だったことはありません。ホステスの職場の方やお客様も応援してくださって、本当にありがたい環境でした」
なるさんはトレーニングを継続させるために、息抜きをすることを大事にしているという。そして、トレーニングを始めてから心もポジティブに変わっていった。自分のペースで、日々の生活の中にトレーニングを取り入れることが良いバランスとなりダイエット成功につながったのだろう。
「トレーニングルーティンは決めていますが疲労が抜けないときは思い切ってお休みします。また、SNSでトレーニーの投稿を見て刺激をもらっています。みんな頑張っているんだから自分も……と、やる気になります。どちらかというとネガティブ思考でしたが、あまりクヨクヨせず前向きに考えられるようになりました。あと行動的になりました。食事のカロリー管理だけでなく生活する上でのさまざまな管理もしっかりできるようになり、毎日充実しているので自然と笑顔が増えました。トレーニングや大会出場がきっかけで今の仕事をすることになったので本当に人生が変わりました」
今年で40歳になったなるさん。まだまだ自分の限界を突破するためにこれからもトレーニングを続けていく。
「昨年JBBF『ALL JAPANフィットモデル』の身長別で10位だったので、今年はより上位に入ることが目標です。今年、40歳になりましたが、まだまだ自分で限界を決めたくないです。私が変われたように、何歳になっても変われること、トレーニングの楽しさを一人でも多くの方に知っていただきたいです。新しいスタートのお手伝いをしていけるように頑張ります」
取材：FITNESSLOVE編集部
