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笑顔が輝く55歳事務職・1児の母がみせた鬼の棲む背中

本間亜佳音選手5月3日(水・祝)に東京・北とぴあで『第31回東京ノービスボディビル選手権大会』(以下、東京ノービス)が開催され、本間亜佳音選手(ほんま・あかね/55)が女子フィジークで予選審査・決勝審査ともにパーフェクトスコアで優勝を決めた。自慢の絞りで、背中には鬼が棲んでいた。

【写真】本間選手の鬼の棲む背中

女子フィジークという女性カテゴリーでは最も筋量と絞りが求められるカテゴリーに挑戦した本間選手は意外なことにトレーニング歴はまだ3年。
「52歳の頃、筋肉がなく、瘦せ細った身体ではまずいと思いジムに通い始めました」

本間さんは週5日、1回60~90分ほどトレーニングを行い、筋肉を増やしていくと、ポージングにも興味が湧き、宮田みゆきさん(2021年女子日本フィジーク選手権3位)の下へ指導を仰ぐ。
「ポージングの練習をしていると、宮田さんから『マッスルゲートのウーマンズレギンスに出場しませんか?』と声をかけていただき、大会出場を決めました」

昨年5月に『マッスルゲート千葉』でデビュー戦を飾ると、翌月の6月『マッスルゲート浜松』では65歳以下級で優勝。次なるステップとして女子フィジークに照準を合わせることにしたという。
「昨年の夏から準備を始めて、今回の東京ノービスでJBBF(日本ボディビル・フィットネス連盟)の大会、さらには女子フィジークのデビュー戦になりました。そこで優勝できて素直に嬉しいです」

小学校6年生のお母さんである本間選手は、家事・育児・仕事と多忙な中、トレーニングに励み、自慢の部位である背中を作り上げた。
「背中は褒めていただくことが多いです。あとは筋肉を目立たせるために絞りを頑張りました。代謝をしっかりとあげて絞りたかったので、白米を最後まで食べて体重を落としていきました」

本間選手の次なる目標は「6月24日(土)の東京クラス別選手権でいい成績を残すこと」。鬼の棲む背中とは裏腹に、笑顔が輝く本間さんの今後のステージングにも注目したい。

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取材:FITNESS LOVE 撮影:中島康介

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