腹筋、殿筋の仕上がりが凄まじく、168㎝の長身で存在感を発揮する広島の女子フィジーク選手である原田理香。夫もボディビル競技をやっており、夫婦二人三脚で競技に取り組む。そして原田夫婦は理香選手が48歳、夫の大智さんが29歳の19歳差である。
【写真】「これでもか」というほどバキバキに仕上がった原田選手の腹筋とお尻
原田選手はゴルフが趣味で、そのための体力強化、自分が思うかっこいい身体になりたかったために16年前にトレーニングを始めた。その道中、今の夫である大智さんと出会い結婚。いつしか大智さんの影響もあって、『女子フィジーク』という競技に出るように。
初めて出場した大会は2018年の西日本女子フィジーク選手権。なんとそこで強豪ひしめく中、いきなりの優勝を果たす。この大会の出にあたっては、不安や緊張の中、大智さんにサポートされながらの優勝であった。
「わけも分からず、大智に言われるがままに出場しました(笑)。今思えば、この優勝はただただびっくりです!」
同年、そのまま女子日本フィジーク選手権に出場。結果は初出場ながら11位と、ファイナリストに入る大活躍を見せた。女子フィジークにデビューしてから、わずか半年ちょっとでの快挙となった。
2021年は日本選手権で4位になり、表彰台に手が届く所まで順位がアップするも、昨年は順位が奮わず6位に下がる形となった。大澤直子選手の復活や、前年8位だった荻島順子選手の3位、2022年ジャパンオープン優勝の阪森香理選手らに抑えられたのである。
原田選手が昨年課題と感じたことを次のように話す。
「肩が小さいのと、全体的な厚みがないなと感じました。今シーズンは肩のトレーニングを増やしたことと、デットリフトやスクワットを頑張っています。ポージングが苦手なので、オフシーズンからしっかり練習しています」
今年は昨年よりも良い順位に上がれるように臨むこと、そして表彰台に上がれることを目指して取り組んでいる最中だという。
取材:FITNESS LOVE編集部 撮影:中島康介
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