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3度の出産を経て獲得した超メリハリボディのビキニアスリートがすごい

今回取材したのは愛知県在住の遊上久硫美選手。タイトにくびれたウエストと逆三角形のシルエットを持ち、長い四肢を持つ。昨年の大会成績は愛知県ビキニフィットネス選手権優勝、東海ビキニフィットネス選手権3位、そして全日本大会となるオールジャパンフィットモデル163㎝超級5位、オールジャパンマスターズビキニフィットネス35〜39歳160㎝超級6位と、好成績をマークした。他の選手とは一線を画す身体で、ひときわ存在感を放つ遊上選手とはどんな人物なのだろうか。

【写真】極細にくびれたウエストから飛び出た背中と丸いお尻

遊上選手はもともと太ってはいなかったが、脚が太いことにコンプレックスを持ち、お尻の筋肉もなくウエストはくびれていない、いわゆる長方形のような体型だったという。

遊上選手は10代のころから海外のモデルのような体型に憧れもあったが、3度の出産後、32歳のときに自身の体型の変化に気づきはじめた。
「小さくペチャンコのお尻を変えようと、トレーニングを始めました。当時は忙しくて、子どもの幼稚園のお迎えもあり、勤務先のスポーツクラブで毎日30分のみのトレーニングに取り組んでいました」

トレーニングを始めたことで見た目の変化もあり、主婦業に専念していた遊上選手にもトレーニングという趣味ができ、トレーニングを楽しく続けてこられた。そして、もっと身体のことを知りたいと思うようになり、ボディメイクに関することの追求をしたくなったという。
「腹筋が割れた自分を見てみたかったんです。それまでダイエット、減量もしたことはなかったですが」

その後、トレーニングの目的を明確にするために、2018年にサマースタイルアワード名古屋大会に出場した。結果は初出場で3位となったが、遊上選手はその結果に納得がいかず、翌年に必ず優勝すると決めた。そこからトレーニングに励み、身体づくりを学び翌年優勝を飾った。
「母となり、主婦となった後、こんなに変わることができた喜びは大きく、一人の女性としても、自分らしく過ごせるように身体作りを続けていきたいと思っています」

遊上選手が得意な部位は、肩とお尻。その部位をしっかり活かすために、柔軟性向上、日頃のケア、抵抗・負荷・筋肉が動いている感覚を意識してトレーニングをしている。

また、トレーニングでは疲労を溜めて行わないことを意識。ストレッチは毎日必ず行い、使用部位に対しての準備・意識・アプローチの順番にこだわっているという。
「昨年は初出場となったオールジャパンビキニ、オールジャパンフィットモデルでどちらも筋量不足、絞り不足を感じました。このオフの期間は、食事のタイミング 、休養、柔軟性向上を意識して過ごしました」

課題が残った昨シーズンからの改善を図っている遊上選手は今年、昨年出場したオールジャパンマスターズに出場し優勝することを目標にしている。加えてオールジャパンフィットモデルの優勝も狙う。
「いくつになっても諦めず、女性らしい身体作りを続けていきたいです。そして、経験、体験から何かをみなさんに伝えていければと思っています」

遊上選手の挑戦は、多くの子育て主婦にとって目標となる日が来るかもしれない。

取材:FITNESS LOVE編集部 撮影:中島康介

【写真】極細にくびれたウエストから飛び出た背中と丸いお尻

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