8月15日(土)、東京都・きゅりあんで開催されたAPF(Asia Physique Federation)主催の『APF VISIONARY TRYOUT CUP 2026』。レジーナクラスで2位に輝いたのが、上野好美(うえの・よしみ / 44)さんだ。トレーニング歴は約3年だが、本格的に取り組み始めたのはここ1年ほど。8月1日に初めてコンテストの舞台に立ったばかりの上野さんが、短期間で身体だけでなく心まで大きく変えられた理由とは?
【写真】上野好美さんのジムへ行くたびに鍛えあげた肩や背中で魅せるバックポーズ

「最初の2年くらいは週1回程度でしたが、ここ1年は週5〜6回ジムに通っています。もともとは運動不足を感じて宅トレを始め、そこからジムにも通うようになりました。大会があることは知っていましたが、まさか自分が出場するとは思っていなかったです」
「自分との約束」を守ることで自信がついた
大会を意識し始めたのは2025年11月ごろ。Instagramで見つけたトレーナーのパーソナル指導を月2回受けるようになり、「明確な目標があるとさらに頑張れる」と勧められたことが出場のきっかけとなった。今大会はそのトレーナーと共に出場した。
「初めてのことばかりで、ポージングもイチからのスタートでした。忙しかったですが、初めての経験はすごく貴重で、挑戦して良かったと思っています。もともと自分に自信があるタイプではなかったのですが、自分との約束を守って目標を達成していくことで、自己肯定感も上がりました」
仕事柄パソコンと向き合う時間が長いという上野さん。トレーニングは身体づくりだけでなく、仕事脳から気持ちを切り替えるリフレッシュ時間にもなっている。
「今まで何かに本気で熱中して頑張った経験があまりなくて、何事も程よく頑張るくらいでした。でも筋トレは、今までで一番夢中になれたものです。体脂肪率10%(※)を切るという目標も達成できましたし、食事やトレーニングへの意識も大きく変わりました」
※体脂肪率は市販の体組成計によるものです。
筋トレへの挑戦で『新しい景色』が見えた
大会に向けては、これまで取り組む機会の少なかった肩や背中を重点的に強化。ケーブルアップライトロウやベントオーバーロウは刺激を感じやすく、ジムに行くたびに取り入れてきたという。
「以前よりも狙った筋肉に効かせる意識をもつようになりましたし、成長するためには重量を扱うことも必要だと知りました。食事も含めて生活そのものが変わりましたね。夫も家事を手伝ってくれて、”自分も頑張る” と言ってくれたので、家族の協力にもすごく支えられました」
そんな上野さんは『一歩踏み出すこと』の価値の大きさについてこう語る。
「挑戦すると心も身体も変わり、同じ志をもつ人との出会いもあります。自分に自信がない人や運動不足の人にも筋トレはおすすめです。やりたいと思ったら一歩踏み出してみてください。新しい景色が見えると思います」
週1回ほどだったトレーニングから、コンテストで表彰台に立つまでになった上野さん。44歳から踏み出した新たな挑戦は、身体を変えるだけでなく、自分を信じる力と新しい世界を上野さんにもたらした。
【用語解説】
レジーナクラス:フィットネスやスポーツで養われた自然体の逞しさと女性らしい健康美を競う、初心者やビキニ競技に今後挑戦したい方に適したカテゴリー
【APFのアンチドーピングへの取り組み】
APFは、関わる全ての人の成長と価値創造を使命とし、健全で公正な競技文化の発展を目指している。その一環として、日本簡易検査ドーピング協会と連携し、全国で開催される全ての大会でドーピング検査を実施。
執筆者:池田光咲
IRONMANを中心にトレーニング・スポーツ系メディアや雑誌で執筆・編集活動を展開中。ベンチプレス世界選手権3位の入賞経験をもつ現役アスリート。
取材:池田光咲 撮影:高坂裕希










