「今回の減量ではじゃがいもが大活躍したんですが、ラーメンの匂いを嗅ぎながらじゃがいもを食べ続けるのは本当にキツかったです(笑)」
9/1(日)、俳優の金子賢が主催する“一番夏が似合う男女”をコンセプトとした身長別ボディコンテスト『サマー・スタイル・アワード(以下、SSA)』主催の『東海帝王予選&ROOKIE CHALLENGE CUP東海帝王予選』が開催された。
モノキニビキニで引き締まったボディラインを競うビューティーフィットネスモデル部門にて、ショートクラス(161cm未満)準優勝となった水谷沙樹(みずたに・さき/32)さんは、昨年新人戦でデビューし、ラーメン店での勤務と週に6日のトレーニングのハードな両立で話題を呼んだ。
「今年は優勝を目指して、トレーニングだけでなくコンディショニングにも力を入れました。筋膜ローラーでの脚のむくみとりや、骨盤職人での背中のツボ押しによる背中の可動域の広がりはかなりボディラインの進化を後押ししたと思います」
また、猫背の改善にあるトレーニングが効いたという。
「ベンチプレスです。以前は入れていなかった胸のトレーニングを入れたことで胸と背中の拮抗がよくなり、姿勢の改善に繋がりました。まだ途上ですが、前よりはかなり良くなったと思います」
大会へのダイエットメニューとして冒頭で挙げたじゃがいもは、電子レンジ調理で塩をかけるだけの非常にシンプルなものだ。以前は主食を白米にしていたが、同じ炭水化物でもGI値の低いじゃがいもに代替することで、摂取量を減らさずの減量に成功。昨年より3kgの絞り込みができたという。
「今シーズンの予定はまだ迷っていますが、来年はまたフィードバックをもとに内転筋の強化やポージングの洗練に励んで優勝を目指したいと思います」
今回、結果を出せなかったことは悔しいが非常に大きい経験になったと語った。「自分のなかでは精一杯頑張った」という体験は、結果よりもときに大きな財産となる。水谷さんの今後の躍進が期待される。
取材:にしかわ花 撮影:上村倫代
『IRONMAN』『FITNESS LOVE』『月刊ボディビルディング』寄稿。広告・コピーライティング・SNS運用も行うマルチライター。ジュラシックアカデミーでボディメイクに奮闘している。
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