10月6日(日)、 久喜総合文化会館にて『サマー・スタイル・アワード』女性カテゴリー限定コンテスト・大奥予選が開催され、女性のキャリア論を専門とするコンサルタントの菅原櫻子(すがわら・さくらこ / 47)さんがビューティーフィットネスモデル部門マスターズ(37歳~)クラスで優勝を、ビューティーフィットネスモデル部門トール(161cm以上)クラスで2位となった。年齢を重ねても衰えることなく進化し続けるそのボディメイクの秘訣とは?
大会はあくまで「人生を彩るための手段」の一つ
トレーニング歴5年強、サマスタ出場歴は今年で4年目を迎えた菅原さん。
「今大会に向けて強化したのは上半身の厚みですね。もともと絞ると一反木綿みたいにペラペラになるタイプで、上半身の強化は永遠の課題なんです」
そのために減量時にも有酸素運動はせず、またいつも以上にしっかり食べて、健康維持に努めることを意識したと言う。
トレーニングについて問うと意外にも「筋トレは苦手だし好きではなくて。自宅やジムでの個人トレに何度も挑戦しましたが続けられず(笑)、だから今はもうパーソナル一択です。プロに追い込んでもらうというルーチンをただ続けることを意識しています」と言う。それでもこれまで続けて来られたのはなぜか。
「大会に出場することがもう、とにかく楽しいんです! 非日常が味わえて、仕事や家庭などのロールではない、自分個人として評価をされる場として毎回めちゃくちゃ楽しんでいます」
楽しすぎてむしろ「大会のことばかり考えてしまう、大会のために他を犠牲にする“大会依存”にならないよう意識している」のだそう。
「仕事もある、家庭もある、そして子育て中でもあるので、トレーニングに割ける心のウエイトや時間には限りがあります。大会はあくまで人生を彩るための手段のひとつであるという考えを保つことで、長く続けられるし、心から楽しむことができるのかなと思っています」
基本的に時間があれば仕事で埋めてしまうタイプからこそ、普段は1回1時間のパーソナルトレーニングの時間を週に2回と決めて、増減なく続けることを心がけている。
「仕事、家庭の予定と同じく“タスク”としてスケジュールに組み込むことで時間を確保する一方で、これ以上欲張らないようにもしています。例えば、家事は早朝のうちにまとめて行い午前中は自宅にて仕事を、外出してトレーニングへ、そのまま出社してまた仕事…、という風に、効率よくスケジュールリングすることも、継続の秘訣かもしれません」
とはいえ「大会前に焦ってもっとペースを上げてしまうこともある」という菅原さん。のめりこみそうになるほどの魅力を感じているからこそ冷静に、適切な距離をとって真摯に向き合う。これこそ、楽しく長く続けるための秘訣なのかもしれない。
【SSAアンチドーピング活動】SSA(サマー・スタイル・アワード)はJBBF(公益社団法人日本ボディビル・フィットネス連盟)とアンチドーピング活動について連携を図って協力団体となり、独自にドーピング検査を実施している日本のボディコンテスト団体である。全ての選手登録者はアンチドーピング講習の受講を必須としており、SSAから指名された場合はドーピング検査を受けなければならない。
取材:大塚真奈美 撮影:中原義史
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