ライフスタイルモデル・栗原ジャスティーンさんが主宰するオンラインのフィットネスコミュニティ「Schellin Fit」。今年５月からスタートし、多くの女性たちが参加しているという。コミュニティ内では、どんなフィットネスプログラムが展開されているのか。立ち上げへの思いと共に伺った。
取材・文＿飯塚さき 写真提供＿栗原ジャスティーン
運動を楽しんでほしい！「Schellin Fit」立ち上げへの思い
※栗原ジャスティーンさん
今年５月に立ち上げた「Schellin Fit（シェレンフィット）」。私自身、海外のトレーニングコミュニティにたくさん入っていて、すごくいいな、と思っていました。私がこうして、トレーニングプログラムのコミュニティを作った理由は、皆さんに〝自分の悩みを言える場所〟にしてもらいたいと思ったからです。というのも、私自身メディアや広告などの情報に振り回され、ダイエットでかなり遠回りしてしまったという経験をしたので、同じような経験をする人数を減らしたいという思いがあります。だからこそ、同じような目的を持った人同士でサポートし合うポジティブな空間を作り、悩みを打ち明ける場所になればいいなと思ったんです。
トレーニングの面でいうと、自分の決めた目標は、自分一人だといつの間にか忘れたり続かなかったりするもの。でも、人に公言した目標であれば、頑張って達成するまで続けようとか、応援してもらえることでめげそうな気持ちを立て直そうということができるので、一緒に励まし合える仲間、つまりコミュニティが大事だと考えました。
トレーニングって、一人で黙々とやるものであるとか、トレーナーに怒られながらやるとか、ポジティブではないと感じている人も多いと思います。しかし、本来トレーニングとは、初心者や上級者、得意不得意に関係なく、楽しんでやるものです。１歳半の自分の子どもを見ていると、歩けることや身体を動かすことを楽しそうにしています。でも小・中学校に上がると、周りと比べることで苦手意識が出てくる人もいます。そこに目を向けるのではなく、運動本来の楽しさを知ってほしい。いいコミュニティを作って、多くの人に運動を開放的に楽しんでほしいと思ったんです。トレーニングは過酷な時間じゃなくて、楽しむ時間。一人の時よりもちょっとだけ頑張れるし、それも人生の楽しみの一つになればいいなと思っています。
効率とバランスが考え抜かれた独自のトレーニングプログラム
栗原ジャスティーンさんのビフォー＆アフター記事
では、どんなコンテンツを作っているか。まず、毎月１日には、20ページ近くにわたるニュースレターを配信しています。トレーニングだけしていても、心と身体がどんどん離れていってしまいます。マインドセットを大切にしていて、自分はなぜトレーニングをするのか、なぜダイエットしたいのか、どういう生活がしたいのか。そういったことに向き合う時間の大切さを、ニュースレターで伝えているんです。その中には、自身の心に向き合ってもらうワークシートもあります。
あとは、月ごとのトレーニングプログラム。毎月カレンダーを配っていて、例えば11月12日に「上半身」と書いてあったら、そこにあるリンクからコンテンツに飛び、その日のトレーニング動画を見ることができます。トレーニングメニューの組み立ては、日々の献立と同じで、面倒ですよね。前日に何を食べたか、栄養バランスは大丈夫か、今月の食費は、今の冷蔵庫の中身は……と、いろんな要素を加味して作っていくわけですから。その面倒な部分を、全部私が担うという感覚です。スケジュールでやることが決まっていれば、慣れない方でも続けやすくなります。
世の中には、たくさんのトレーニング動画が配信されていますので、バランスよくトレーニングプログラムを探すのは難しいものです。さらには、どれが自分に効果があるかを見極めることも大切になってきます。その意味でも、皆さんの悩みに寄り添いながら私がバランス良くスケジューリングして配信しているのが、Schellin Fitのトレーニング動画です。
週に１度はライブ配信を行っていて、みんなでトレーニングする機会も作っています。一人だったら諦めちゃうような、HIITやサーキットトレーニングをあえてチョイスし、みんなでやり切ることで、達成感を味わっていただけるようなプログラムにしています。また、会員さんは自分たちでもオリジナルのイベントを立ち上げられます。例えば、ポッキーの日（11月11日）にポッキーを持ってみんなでランニングをするとか、ヨガイベント、さらにはオンラインになったハワイのホノルルマラソンをイベントとして立てて、興味のある人同士で参加し、みんなでメダルを見せ合うなんてこともありました。「こんなに笑ったのは本当に久しぶり！」と言う方もいらっしゃいました。
