世界王者が語る美しいカラダのバランス「腕が太ければかっこいいというものではない」

どこを鍛えればカッコいいのだろうか? 好きな部位だけを鍛えていてバランスの悪い身体になってはいないだろうか?

とにかく高重量を挙げたいとか、健康維持を目指しているとか、そういう考えであれば気にしなくていいだろう。

しかし、トレーニングの目的が筋肉を付けて「かっこいいカラダ」になりたいということであれば、まず最初に考えなければいけないことが、カラダをデザインするという意識だ。

アイアンマン2021年2月号でメンズフィジーク世界王者・寺島遼選手が語ったことにそのヒントがある。

「上腕二頭筋は三頭筋に見合うサイズをつくる、という感覚です。大きく垂れ下がるような二頭筋は必要ないんです。三頭筋よりも二頭筋のほうが大きくなると、それはメンズフィジークの選手としてはかっこよくないと感じます」

大きな力こぶは男の憧れでもあるが、寺島選手は上腕三頭筋に対して上腕二頭筋のサイズがあるのは、むしろ美しさを損ねると主張する。

「メンズフィジークでは腕だけが太くて勝っている選手はいないんです。『腕が太い』ことが評価されないということもあるのですが、肩が張り出しているのに腕が細いというのではバランスが悪い。そのバランスを考えて、肩に見合う腕をつくる、という感覚です」

腕に対しては「肩に見合う腕」がキーワードになっている。発達し過ぎた肩に、細い腕というのもバランスが悪く、小さい肩に太い腕というのもバランスが悪い。さらに、肩も発達しているが、腕が太過ぎるのもバランスが悪い。

「何を考えてトレーニングしているのか。考えていない人が多すぎる」

昨年コンテストの審査員をしたときの寺島選手のコメントだが、もちろんそれは一般のトレーニーにも言えること。

どこをどのように鍛えたらいいのか。自分のなりたい身体をイメージして、よく考えてトレーニングすることが「かっこいいカラダ」の最短距離となる。

文_IM編集部
写真_中島康介
取材_藤本かずまさ

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