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【筋トレ ビフォーアフター】“ヒョロガリ”な元陸上選手が16kgの筋肉増量に成功

Before After「標準体重より10kgほど体重が軽く、“ヒョロガリ”な見た目がコンプレックスでした」と話すのは、大学職員の堤 一志さん(24)。トレーニングを始める前は、身長175cmに対して体重は58kg、体脂肪率は8%ほどで、トレーニングを始めても3年間は身体は大きくならなかったということに悩んでいたが、あることがきっかけで急激に身体が成長した。学生時代に陸上競技をやっていた当時から太りにくい体質ではあり、現在も筋トレ開始前と同じ体脂肪率8%(大会出場時)だが、筋肉がつき体重は74kgに増量。そんな、堤さんのバルクアップビフォーアフターを公開する。※写真は筋トレ歴1年目から現在の堤さん(そのほか全身写真は記事の後半に掲載)。

【ビフォーアフター写真】“ヒョロガリ”からムキムキ体型になった堤さんの全身写真あり

「標準体重より10kgほど体重が軽く、“ヒョロガリ”な見た目がコンプレックスでした。食事は周りも驚くほど食べていたのに、祖母からは毎度、『身体が細いね、かわいそうに』『ご飯をたくさん食べなさい』などと言われてションボリしていました。痩せていたときの生活は、実家に住んでいたので母親に出されたご飯のみを食べていましたが、量的には物足りなさがありました。さらに、筋トレに加えて、ランニングを週40kmほど走っていたのでカロリーはマイナスだったと思います」

筋トレを始める前(6年前)は、身長175cmに対して、体重58kg(体脂肪率8%)だった堤さん。学生時代は、陸上競技で八種競技(高跳び、幅跳び、ハードル、砲丸、やり投げ、100m、400m、1500m走)をやっていて、出場した大会では常に優勝していてインターハイにも出場していた。当時を振り返って、「陸上で使わない筋肉をつけないように意識して走りこんでいたので、筋肉をつけたくてもつけられないという葛藤がありました(笑)」と話した。たくさん食べても痩せていたのは、陸上競技の影響が大きかったのだろう。

「有酸素運動をかなり行っていたので、太らなかったのはその影響が大きかったと思います。マラソン選手のような筋肉の感じがしました。身体が急激に変化した筋トレ歴3年目にランニングをやめました。そこから身体が大きくなっていったので、やはり関連性は高かったのだと思います。また、痩せていた頃はタンパク質量も意識しておりませんでした。焼き鳥を除いて、鶏肉が食卓に出てきた覚えがありません。現在もたくさん食べていないとすぐ体重が落ちています。逆に減量するときは他の人よりは楽です。減量中もお菓子や毎日米3合におかずを食べていて、それで順調に体脂肪を落としています」

ランニングを辞めて身体が急激に変化したという筋トレ歴3年目。同時に、ゴールドジムに入会したこともターニングポイントだったようだ。
「初めは知識がなく、ただ筋トレやランニングをしてプロテインを飲めばいいと思っていて、3年間は身体が少し大きくなったくらいの変化しかなく、もうすぐ標準体重に到達するくらいでした。そこから友人の紹介でゴールドジムに入会し、トレーナーや会員さんから多くの知識をいただきながら、自分でも解剖学や栄養学を勉強しました」

これまでおろそかにしていた食事回数を4、5食に増やし、空腹をなるべく作らないように摂取カロリーを意識した。さらに、トレーニング中に“ある意識”を持つことでトレーニングの質が向上。今まで着られた服がパツパツになるなど、1年で68kgから80kgと過去最高体重になるまで成長した。
「年々(増量してから減量すると)、同じ75kgでも見た目が全然違う状態になり、筋量が増えてきているように思えます。トレーニングでは、効かせる対象の筋肉を常に意識するようにしています。“筋肉は恋人”なので、恋人と会話しているときに別のことを考えていたら意思疎通が図れないのと同じです。科学的にもマインドマッスルコネクションといって、対象の筋肉を意識しながらトレーニングをすることで、効果が明らかに違うそうです。現在はこれらに加え、トレーニングではパンプを冷まさないようにしています。そして負荷を常に抜かないようにしています」

食事についても「バランス良く」を意識する以外に特別なことはしていないという。しかし、野菜を毎日たくさん食べたり、常にバランスを整えた食事を摂るのはボディメイクをしている人に限らず難しい場合も多い。

「食事は栄養バランスを考えることです。栄養バランスを意識するというのは特別なことではありませんが、意外と難しいと思います。なるべく野菜を多く食べたり、タンパク質の多いものを意識しています。また、良質な糖質や脂質を摂るように心がけております。食事で不足していそうな栄養素は、プロテインやビタミン剤などサプリで補うようにしております」

12月3日(土)に開催された『ゴールドジムJAPAN CUP』で、身長176cm(6年で身長も伸びた)に対して体重74kg(体脂肪率8%)で出場。メンズフィジーク176cm超級とクラシックフィジーク176cm超級で見事、2冠を達成した堤さん。身体が変わっただけでなく、筋トレを通してコミュニティが広がったことも明かした。

「トレーニングを始めてから、日常生活で人とコミュニケーションをとりやすくなりました。『何かスポーツをされてるんですか』と聞かれて話が盛り上がったりします。また、筋トレを通して多くの友人や仲間ができました。ジムにはほぼ毎日行くので、毎日好きな人たちと話ができてとても楽しい時間を過ごせています」

【ビフォーアフター写真】“ヒョロガリ”からムキムキ体型になった堤さんの全身写真

取材:FITNESSLOVE編集部

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