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【筋トレ1分コラム】得意部位と不得意部位を生じさせないための"足裏のほぐし"

ボディビル世界チャンピオンの鈴木雅選手(撮影:北岡一浩)ゴールドジムアドバンストレーナーでボディビル世界チャンピオンの鈴木雅選手がトレーニングをひも解いていくIRONMAN誌の人気連載『トレーニングアップデート術』から、1分で読めるトレーニングワンポイント解説を紹介するこのコーナー。テーマは足裏。今回はトレーニングにおける重心のかけ方をコントロールしやすくするための“足裏のほぐし”について。

【写真解説】超簡単!足裏のほぐし方

人には必ず「踏みやすい箇所」「踏みにくい箇所」というものがあります。これはイスに腰かけた状態で片足ずつ踏み込んでみれば実感しやすいと思います。右はカカトで踏みやすくて左は母指球で踏みやすいなど、右足と左足とで必ず違いがあるはずです。

そういった状態でトレーニングを続けていくと、使いやすい筋肉は発達しやすく、使いにくい筋肉は発達しづらくなり、得意部位と不得意部位が生じます。そうならないようにするには、種目や目的によって重心の位置を変えなくてはいけません。

そのためには、トレーニング前にしっかりと足裏をほぐす必要があります。足裏をほぐすと、ギュッと踏みしめる感覚が掴みやすくなり、重心のかけ方をコントロールしやすくなります。

足裏のアーチ、いわゆる土踏まずも大切です。裸足で長く歩いていると足裏が疲れてくる。そういった経験のある方もいらっしゃるのではないでしょうか。このアーチが潰れて低くなってくるとクッションが効かなくなり、足裏の感覚がしだいになくなってきます。

足裏の感覚がなくなると重心をコントロールすることもできなくなります。そういったことにならないよう、足の指をほぐすなどして足裏のアーチを維持するようにします。

■足裏のほぐし方
テニスボールなどを足裏の痛いところに押し当て、転がしていく。ギュッと踏みしめる感覚が掴みやすくなり、重心のかけ方をコントロールしやすくなる。閉じられているとつま先重心になりがちなので、指を開けるように1本ずつほぐしていく。

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鈴木 雅(すずき・まさし) 1980年12月4日生まれ。福島県出身。身長167cm、体重80kg ~83kg。株式会社THINKフィットネス勤務。ゴールドジム事業部、トレーニング研究所所長。2004年にボディビルコンテストに初出場。翌2005年、デビュー2年目にして東京選手権大会で優勝。2010年からJBBF日本選手権で優勝を重ね、2018年に9連覇を達成。2016年にはアーノルドクラシック・アマチュア選手権80㎏級、世界選手権80㎏級と2つの世界大会でも優勝を果たした。

取材:藤本かずまさ 構成:FITNESS LOVE編集部

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