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世界で闘える身体!オールジャパン2連覇王者を破った新王者の見事な腹筋

関口貴夫選手9月18日、神奈川県・茅ヶ崎市民会館で公益社団法人日本ボディビル・フィットネス連盟(JBBF)主催「オールジャパンマスターズフィジーク2022」のメンズフィジーク40~49歳172cm以下級で昨年度2位の関口貴夫選手が新王者に輝いた。

昨年日本代表として世界選手権に出場、さらにオールジャパン2連覇を達成している久野圭一選手が優勝すると思われた本階級だったが、審査傾向の変化を色濃く感じた結果となった。

【写真】関口貴夫選手の美しいミッドセクション(腹筋)

本大会は世界マスターズ選手権の代表選考も兼ねており、評価基準が最近の世界選手権の傾向に寄った印象を受ける。実際、ジャッジミーティングでは昨年の世界選手権と、今年のアジア選手権の上位入賞選手の写真が共有され、世界で活躍できる身体かどうかを審査基準でみることが共有されている。

具体的には「メンズフィジークで求められているのは、肩幅のワイド感、ウエストの細さ、爽やかな笑顔、適度に発達した美しいミッドセクション。また、力まずに力を抜いてポーズを取った選手が評価されている」とJBBF常任理事の辻本俊子氏は話す。

その点、筋量の多い久野選手より美しいミッドセクション(腹筋)を持つ関口選手に軍配が上がったように思える。そして、関口選手は各階級優勝者によって競われるオーバーオールでは3位入賞を果たし、B代表(連盟が一部負担)での世界選手権出場を決めた。大会後、関口選手は自身のインスタグラムで今後について綴った。

「11月にスペインで行なわれる世界選手権への出場権を得ることができたので、今日からまた新たな目標に向けてのスタートとなります。自分が目指すフィジークにはまだまだ課題ばかりですが、素晴らしい選手の皆様とこうして同じステージで肩を並べることができ、感謝の気持ちで一杯です。今後も同じ目標を持つ仲間として、切磋琢磨していけたら嬉しいです」

■オールジャパンマスターズチャンピオンシップス2022
メンズフィジーク40~49歳172cm以下級
1位 関口貴夫/2位 久野圭一/3位 加藤昌平/4位 栗本康弘/5位 甲藤 壽一/6位 西村広和

次ページ:関口貴夫選手の美しいミッドセクション(腹筋)

文:FITNESS LOVE編集部 撮影:中島康介

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