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サマスタPROで準優勝のマッスル消防士。食材選びで身体が激変!

俳優の金子賢氏がプロデュースし“サマスタ”の愛称で知られる人気ボディコンテスト「SUMMER STYLE AWARD(サマー・スタイル・アワード)」。なかでも優秀な成績を収め、PRO契約をしているトップ選手たちの筋肉美が凄まじい。今回は昨年12月に開催された全国のPRO選手たちによる頂上決戦「JAPAN PRO GRAND PRIX」のフィジーク部門で準優勝に輝いた下田栄大郎(しもだ・えいたろう/31)さんを紹介する。

【写真】マッスル消防士・下田さんのムキムキ筋肉

昨年5月の名古屋予選で初優勝を飾り、念願だったフィジークPRO選手としての契約権を掴んだ下田さん。その勢いのまま12月の「JAPAN PRO GRAND PRIX」でPRO戦デビューも果たすと各地から集う強豪選手たちのなかでも異彩を放ち、準優勝まで一気に駆け上がった。

「準優勝という素晴らしい結果をいただけたことはもちろん嬉しいのですが、上位選手たちの身体と自分を比べた際にまだまだ全体的なサイズ感が足りていないと思いました。今回は調整がうまくいき、絞りの部分で評価していただいたと思いますので、今シーズンはより明確になってきたサイズアップの部分を改善していけるようにトレーニングに励みたいです」

普段の職業は消防士。日頃から身体を鍛えていたものの、ボディコンテストに出場することは全く考えていなかったというが、職場の同期がコンテストで頑張る姿に感化され、自身もコンテストへの出場を視野にトレーニングに励むようになった。

「その同期はサマスタが設立された初期の頃から出場をしていて、身体づくりに一生懸命取り組む姿を間近で見てきました。ある時、『一緒に出場してみないか』と誘ってもらったことをきっかけに、そこから身体づくりの楽しさにのめり込んでいった感じです。今でも食事やトレーニング内容の情報交換をしながら、お互いに刺激をもらいつつ一緒に頑張っています」

下田さんが出場しているフィジーク部門は筋量が重視されるカテゴリー。今までは「身体を大きくするためにはタンパク質をたくさん摂らないといけない」という考えのもと身体づくりに励んできたが、昨年はその考えを一新。まずは『食事』に対する意識を変えたことで身体に大きな変化があったという。

「もともと食が細く胃腸もそこまで強くなかったため、タンパク質を多く摂る生活だと自分の身体に合わないと感じました。そこで『食事は身体を動かすためのエネルギーで、トレーニングの質を高めて筋肉を作る』ということに意識を向け、食事内容も改めることにしたんです。まずは自分の身体にどの食材が合っているのか試行錯誤しながら見極めていきました。

身体の反応が良くなったのは、小麦と砂糖を取らないように徹底してからです。身体の倦怠感がなくなり、朝の寝起きから違いが分かるようになりました。また、減量中でも炭水化物は取るようにして量でうまく調整するように心がけていきました。個人的な意見ではありますが、添加物の入っていないナッツバターなども身体の調子に合っていましたね」

普段、意識をしないで生活をしていると分からないことではあるが、口にする物一つの違いで身体が示す「自分の身体の本調子」が分かってくるとより一層身体づくりが楽しくなってくると下田さん。今シーズンもより自分磨きに専念していきたいと意気込む一方で、身体づくりに対するある思いも芽生えてきたという。

「トレーニング理論や食事に対しても色々な意見ややり方がありますが、どれが正しくてどれが間違っているということもありません。そういった情報に流されずに自分自身が試行錯誤をしながら、自分に合った方法を取捨選択していけると良いと思います。今までコンテストへの挑戦を通じて、結果を求めるよりもそれまでの過程がとても大切なんだと学ばせていただきました。

コンテストに出場するとなるともちろん順位が付き、悔しい思いをすることもあるかもしれません。挑戦するからには上にいきたいと誰しもが思うことです。しかし、身体づくりは本来楽しいものであり、苦しかったりいがみ合うものではないと思います。これからも自分の人生を充実させるための手段として、トレーニングに励んでいけると良いのかなと思います」

取材:FITNESSLOVE編集部 撮影:中原義史

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