体幹を鍛えるベンチプレスは姿勢や細かい動作の差で効いてくる部分なども異なってくる。今更誰にこんなことを聞いたらいいのだろうか。というベンチプレスにまつわる素朴な疑問を井上大輔先生が解説してくれる。今回はベンチプレスを行う際に肩を痛めないようにするにはどうすればいいですか?を聞いてみた。
文:井上大輔 <NPO法人 日本ファンクショナルトレーニング協会>
肩を痛めないようにするにはどうすればいいですか?
ベンチプレスで肩を痛める要因については大まかに次のようなものが挙げられます。
①肩甲骨が内転していることにより、肩関節がズレてしまっている(キックアウトと言われています)
②ボトムポジションで、大胸筋から負荷が抜けて、上腕三頭筋に負荷が移行することによってテコの原理により、肩関節がズレてしまう(キックアウト)
③オーバーユース(使い過ぎ)
これらの予防法としては、①肩甲骨を正しい状態に保持した状態で、②反動をつけず、しっかりとバーベルをコントロールしながら挙上し、③正しい回数、セット数で行い、栄養と睡眠を適切にとって回復を促進するということを、心掛けるといいと思います。
③については、日頃のトレーニングでYouTube を参考にしている方も多いと思いますが、もしその動画を提供している人が、筋肉増強剤などの薬物を使用している場合は特にセット数、回数、回復についてはほとんど当てはまらないので、その場合、資格を持ち、かつボディメイクを専門としているパーソナルトレーナーやストレングスコーチなどの専門家に相談するのがいいと思います。
井上 大輔(いのうえ・だいすけ)
兵庫県神戸市出身。滋慶学園大阪ハイテクノロジー専門学校スポーツ科学科トレーニング理論実習講師/整体&パーソナルトレーニングジムを経営(兵庫県明石市)/ NSCACSCS/NPO 法人JFTA 理事長/17歳よりトレーニング開始。大学卒業後、スポーツクラブに就職、スポーツコンサルティング事業にかかわる。同時に操整体トレーナー学院学長松下邦義氏に師事、操整体について学ぶ。/2006年NBBF 全日本選手権 第6位。
NPO法人 日本ファンクショナルトレーニング協会 TEL:078-707-3111
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