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ウクライナが生んだ奇跡の美ボディモデル

『ウクライナが生んだ奇跡の美ボディ・カロリーナ』

モデル事務所のホームページでは、このように紹介されている。

カロリーナさんは『ベストボディジャパン2020日本大会ベストボディジャパン部門総合グランプリ』に輝き、モデルとしても活動しているが、最初からシェイプされた身体というわけではなかった。

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「モデルなんだから引き締めなさい」

美ボディを手に入れたきっかけは、母からのこの一言。

「運動は苦手だったのでモデルとしては太っている方でした。実際にオーディションでも『太いね』と言われることもあり、そんなとき、母に痩せるよう言われ、ゴールドジムに通いはじめました」

このゴールドジムへの入会がトップ選手との出会いに結びつき、カロリーナさんはボディコンテストの世界に辿り着く。

「メンズフィジークの田村宜丈選手や、杉浦康幸選手から『ベストボディ・ジャパンに向いている』と声をかけてもらい、ジムでトレーニングや食事を教わるようになりました」

日本のトップ選手たちの指導もあり、あっという間にベストボディ・ジャパン日本大会ベストボディ部門ガールズクラス準グランプリに輝く。

しかし、カロリーナさんはこの結果を受け入れられなかった。

「そのときの私は当たり前にグランプリが獲れるだろうという気持ちだったので、2位という成績にとても落ち込みました。さらにコンテストが終わったという反動も重なり、たくさん食べてしまい、10kg太り……。3年間ボディコンテストから離れました」

大学生活が終わり、喪失感を感じた。そんなとき、カロリーナさんは努力した日々を振り返った。

「もう一度ボディコンテストに出ようと思ったのは、コンテストという目標に向かって頑張った生活がとても充実していたからです。だから今度は自分の意志でトレーニングを再開しようと思いました」

ボディコンテストへの道を再び志した2020年。ベストボディ・ジャパン日本大会ベストボディ部門で総合グランプリを獲る。

「ボディメイクを始めて私自身すごく変わりました。昨日はこんな身体だったけど、今日はこんなふうに変わることができた。そんなふうに日々の自分と戦っていく。するとどんどん他人を気にしなくなる。比較対象が自分になり、自然と周りをいい目で見れるようになりました。コンテストに出会い、他人への嫉妬心が消え、悟りを開くような変化があったと思います。そして、お母さんも今年ベストボディに挑戦することになりました。今は一緒に減量食を取って、トレーニングをしています」

モデル業だけではなく、タレント業もはじめて、フィットネスや健康の素晴らしさを伝えていきたいと語る。

(取材・文:FITNESS LOVE編集部 写真提供:一般社団法人ベストボディ・ジャパン協会)

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カロリーナ
1997年8月24日生まれ。ウクライナ国籍。日本国籍申請中。ベストボディ・ジャパン2021日本代表。
172cm
2017ベストボディ・ジャパン日本大会ベストボディ部門ガールズクラス準グランプリ
2020ベストボディ・ジャパン日本大会ベストボディ部門ガールズクラスグランプリ
趣味:kindleで読書、猫と戯れる


 


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