コンテスト

筋トレの質を向上!“大人”のアジリティトレーニング入門

ウエイトトレーニングで鍛えた体に、バランス感覚や俊敏さが加われば、まさに無敵!?
天童さんお勧めのアジリティートレーニングで、楽しみながら動ける体、使える体を手に入れよう!

部屋の中や街なかに限らず、段差のないところでつまずいてしまい、「けっこう筋トレをやっているのに、まさか私、脚が上がっていない?」と、自分自身にがっかりした経験はありませんか?

そんな人にお勧めしたいのが、今回ご紹介する「大人のためのアジリティートレーニング」です。年齢を重ねるにつれて、また運動不足や運動カテゴリーの偏りなどが原因で、私たちのバランス感覚や俊敏性は年々落ちていきます。ラダーやミニハードルを使い、これらの運動能力を鍛えていこうというのが、トレーニングの目的です。

 アジリティーを普段のトレーニングに取り入れるメリット

例えば、テニスや自転車などスポーツに取り組んでいる人は、身体能力が高まることでそれぞれのスポーツでのスキルアップがおおいに期待できるでしょう。

また、「体と頭を刺激する」というメリットもあります。
筋トレの場合、コンテストを目指すような人はトレーニングの中で心拍数を上げていきますが、一般的にそこまで追い込む人は少ないと思います。単発的な動きに体が慣れてしまい、ちょっとラクな感じでトレーニングを終える人も少なくないでしょう。こうした場合、アジリティーで瞬発的な動きを取り入れることで、心肺機能を高めながら筋肉にも働きかけることができます。
さらに、いつもの筋トレとは違う動きをすることは、頭のリフレッシュにもなります。ジャンプしながら脚を開いたり閉じたりするのは、一見単純な動きですが、実は意外に難しく、頭で考えた通りに体がついていかなかったりします。
脳の指示通りに体を動かす」というのは、筋トレで狙った筋肉に意識を向けるためにも必要なスキルですので、アジリティーによって筋トレの質も向上する可能性は大です。

今回のメニューはアジリティーの間に、下半身や体幹に働きかける筋トレの要素も盛り込んでみました。二つを組み合わせることで、楽しみながら〝動ける体〞を取り戻すことができます。

ラダー

ストレートジャンプ

両足で1マスずつジャンプして前進。
これを基本に片足ジャンプ(ケンケン)や2フロント&1バック(両足ジャンプで前方へ2歩、後方へ1歩)、ケンケンパなどバリエーションを楽しんで

開閉ジャンプ

両足でジャンプしたら足を開いてラダーの両サイドに着地。
そのままリズミカルにジャンプし、次のラダーに進む

ジャンプカット

両足を揃えてラダーのサイドに跳ぶ。同様に片足でも。
バリエーションとして両足、片足それぞれでスラローム(ラダーの中から右サイド→中→左サイド→中と1マスずつ跳んで進む)もトライしてみて

スキップラン

スキップをしながら1マスずつ進む。
横向きに2回スキップして次のマスに進む「ラテラルスキップラン」も体と頭を刺激する動き

クロスカントリー

右足はラダーの中に、左足はラダーの外に出す。
両足でジャンプしたら、先ほどとは逆に左足はラダーの中、右足はラダーの外で着地する

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佐藤奈々子選手
佐藤奈々子選手