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チョコレートが大好きなビキニ女王のダイエット食は「“匂い”で満足させていました」【筋肉道Vol.57】

ゴールドジムJAPAN CUP ビキニ35歳未満158cm以下級 山下沙紀子選手トレーニングの取り組み方は十人十色、始めたきっかけや目的ももちろん違う。ここでは、トレーニングに励む愛好家達の軌跡を辿ってみよう。今回紹介するのは、12月3日(土)に開催された『ゴールドジムJAPAN CUP』でビキニ35歳未満158cm以下級優勝の山下沙紀子さん(29)。現在はパーソナルトレーナーに転身した山下さんだが、もともとは座り仕事をしていた。運動不足によるダイエットがきっかけで始めたトレーニングを5年も続ける山下さんが、トレーニングや食事のこだわり、今後の目標、さらにトレーニングやダイエット継続のためのヒントを教えてくれた。

【写真】山下沙紀子さんがビキニで美尻を披露

「2017年からジムに通い始めました。座り仕事をしていた頃、運動不足とストレスから太ってしまいダイエット目的で始めました。当時、体重は今よりさほど変わらず52kg〜54kgを行き来していましたが、見た目がとても変わりました。とにかくチョコレートが好きでしたし、お酒もよく飲んでいました。生活習慣も見直すべきところが結構あったと思います」

トレーニングを始める前は水泳やバレーボールの経験もあったが、座り仕事で運動量が減ったことによりダイエットを始めた山下さんは、まずは『ジムに週3回行くこと』と『タンパク質をしっかり摂ること』だけ決めてとにかく続けることを意識したという。ダイエット目的から、『ボディメイク』のための本格的なトレーニングを始めたのはその一年後からだ。初めて出場した大会は、夏が一番似合う男性・女性を決める大会『SUMMER STYLE AWARD(通称サマスタ)』で、トレーニングをしているうちに筋トレのコミュニティが広がったのが出場のきっかけだった。

「トレーニングをするようになって筋トレ友達が増えてみんなから誘われるようになり、いつの間にかビキニを着ていました」

そして、2022年12月3日に行われたゴールドジムJAPAN CUPに出場した山下さん。ゴールドジムJAPAN CUPは、2022年、全国各地で開催された「マッスルゲート」で各カテゴリー上位入賞者が参加できる大会。山下さんはビキニ35歳未満158cm以下級で見事優勝。大会に出場するにあたり、特に、食事に関しては我慢するための工夫が必要だった。

「トレーニングは『全力を出し切ること』『限界であるか』『効いているか』これを意識しています。減量期の食事は“匂い”で満足させていました。マインド的に“食べている”と嘘でも言い聞かせると食欲が落ち着きます(笑)。あとは、きちんと量を測るようにしていました。しかし、増量期は結構好きなものを食べてしまうので改めたいです。減量やバルクアップがうまくいかなかったときの打開策として、少し多めに食べて下半身のトレーニングを追い込みまくるようにするのが効果的だったと思います」

2022年は、『優勝』という納得のいく形で締めくくった山下さん。2023年は身体を筋肉量を増やして大きくすることを目標にした。

「現在はパーソナルトレーナーに転身していてお客様のご予定に合わせて仕事をしているので、トレーニングはその合間の時間を使ってやることがほとんどです。予定的にどこも空けられないときは、朝5時半くらいに起きてジムに行って終わらせています。2023年は『バルクアップの年』にして筋肉量をさらに上げて、2024年のJBBFに出場する気持ちで取り組んでいます。ビキニのショートクラスはトップ選手は特に筋肉量が多い方が目立つので、少しでも大きくしたいなと思っています」

最後に、身体を変えたいけれどダイエットやトレーニングが続かない方に向けてメッセージをもらった。

「辛い中にも楽しさを覚えたり、自分は必ずできると信じることが大切です。やめなければ終わらないので、小さなことをコツコツとやるようにしてみてください」

取材:FITNESS LOVE編集部 撮影:中島康介

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