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社交ダンスのインストラクターが筋トレを始めてメリハリボディに成長【筋肉道Vol.90】

ゴールドジムJAPAN CUP ドリームモデル163cm超級トレーニングの取り組み方は十人十色、始めたきっかけや目的ももちろん違う。ここでは、トレーニングに励む愛好家達の軌跡を辿ってみよう。今回紹介するのは、2022年12月3日(土)に開催された「ゴールドジムJAPAN CUP」ドリームモデル163cm超級3位の高野 恵(たかの・めぐみ)さん(34)。

【華麗なポージング写真】社交ダンスと筋トレで作られたメリハリボデイ

「2017年頃から体幹トレーニングをメインでトレーニングを開始しましたが、ウエイトトレーニングを始めたのは2021年の春からです。ダンスでケガをしてしまい、手術後のリハビリとして通い始めたジムでウエイトトレーニングを始めました。その後、『ボディビル』や『ボディメイク』を知り、本格的にトレーニングを始めました。初めてのボディメイクとしてのトレーニングで身体が変わっていくのが楽しくて、パーソナルトレーニングやジム通いが日常になりました」

ボディメイクとしてのトレーニングを開始してからは、1日のPFCを計算してトレーナーに報告するようにし、高野さんにとってのベストなコンディションとなるPFCバランスを探していたという。パーソナルトレーニングは週1回行い、その他の日もトレーニングの自主練習を始めたという。
「食事は栄養の計算方法も分からず、食品成分表示の見方も分からない、というところからでしたが、1日に必要なPFCを意識して食事をするように変えていきました。トレーニングは部位別にして、しっかり狙った部位に効かせるトレーニングを始めました。ウエイトトレーニングを始める前は、先ほども言ったようにダンスをやっていて、始めたのは12歳からです。週末を中心に週3程度と毎日のダンスを行っています。トレーニングにたくさん行ける週は、トレーニングする部位を細かく分けて、トレーニングに行ける日が少ない週は上半身と下半身に分けて、満遍なくトレーニングをしています。トレーニングは重量よりもマッスルコントロールを意識した丁寧なトレーニングをするようにし、食事は『1日の中で』ではなく、1食ごとに栄養バランスを考えて摂るようにしています」

本格的なトレーニングを始めて1年半後の初めての大会に挑戦した。2022年11月開催の「マッスルゲート札幌」ドリームモデル163㎝超級で2位を獲得し、12月3日開催の「ゴールドジムJAPAN CUP」へのチケットを掴んだ。普段は社交ダンスのインストラクターをしている高野さん。日頃から有酸素運動をしているせいか、なかなか身体が大きくならないことに悩んでいた時期もあったと話す。
「4月に自分が競技として出ていた社交ダンスが中止となり、新しい目標を探していたときに安井友梨選手考案の『ドリームモデル』を知り、ダンスも含めて今まで鍛えてきた身体で挑戦してみたいと思い挑戦しました。コンテスト前は週5~6日、トレーニング時間を確保することを優先していました。それでも減量が停滞してきたときには『カーボディプリート(一定期間、糖質を枯渇させる方法)』なども取り入れました。また、減量中に野菜不足になると体調がうまく保てなかったため、意識的に野菜を摂るようにしました。」

ダンスとトレーニングで今まで作り上げてきた身体をさらにパワーアップさせて、今後も、ダンスの競技会やボディコンテストにも挑戦していきたいと話す。

「いいときも悪いときも身体の少しの変化に気づくことがトレーニング継続のカギだと思います。トレーニングのハードルを下げて『少しでもいいからやる』ということが効果的だと思いました。今後は、フィットネスとダンスをテーマにどちらも高めていきたいです。トレーニングを続けて、また目標を決めて大会にチャレンジしていきたいです。ヒールで歩くこと、立つこと、筋肉をコントロールすることなど、社交ダンスとフィットネスで共通することがたくさんあります。大会に向けたトレーニングを行い筋力やマッスルコントロールがパワーアップした身体で、ダンスの競技会で踊ることも楽しみです」

取材:FITNESS LOVE編集部 撮影:中島康介

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