「昔から周りの目が気になる性格だった」と話すのは、Webデザイナーのかりん/旅するフィットネス女子（＝以下かりん）さん（24）。周囲の目が気になりつつも食べることが大好きで食べ始めたら止まらない、そんな悩みを抱え、知識のないままの過度なダイエットとリバウンドを繰り返してきた。そんなかりんさんが現在のような美しいボディラインをキープできるようになった方法、ビフォーアフターを紹介する。
【ビフォーアフター写真あり】体重4kgの差でこの違い！現在のかりんさんのボディラインが美しい！
「昔から周りの目が気になる性格で、でも食べることが大好きで止められない、そんな自分が嫌だ......と思いつつ、好きなときに好きなものを好きなだけ食べる、学生時代はダイエットとリバウンドの繰り返しでした。サラダしか食べない、炭水化物は摂らないといった過度な食事制限をし、反動で高校３年間で体重が約７kg増えたり、高校卒業後のアメリカ留学では、慣れない文化や生活でのストレスや栄養バランスの偏った食事など、精神的にも身体的にも不健康で『万年ダイエッター』というような生活を送っていました」
Before写真（留学時代の2019年）の体型は、身長160cmに対して体重は54kg、体脂肪率は27%。『万年ダイエッター』ではあったものの、自己成長に対する向上心も強かったかりんさん。リバウンドを繰り返しても、再びダイエットに熱が入ればまた挑戦する姿勢があった。そんなかりんさんが本格的にトレーニングを始めたきっかけとなったのはあるインフルエンサーによるものだったという。それは、社会人になりYouTubeを見ながら自重トレーニングを行う習慣ができてきた頃だった。
「2020年頃に『ちゃぴさんです。』というフィットネス系インフルエンサーの方を知り、私と状況や年齢が近いことから『自分に似てる人がこれだけ頑張ってるんだ、私ももっとできるはず！』とモチベーションをもらっていました」
これまでのダイエットの失敗から「食事制限で痩せる」という思考を止めて、とにかくジムに行くことを習慣づけるようにした。
「いざジムに通い始めるとハマってしまい、週６で筋トレをするようになりました。食事は『PFCバランス』を知った後から食材一つひとつのPFCを調べるようになり、独学ですが栄養の知識をつけていきました。私は１ミリでも妥協してしまうとそのまま全て『まあいいや！』となってしまうので、痩せた今でも食材を量るときは0.5g単位できっちり量るようにしています」
やるときはやるが、やらなくなったら終わり、という０か100かのような極端な一面もあるかりんさん。妥協して全て諦めてしまう前に、自分の中で気を付けていることがある。
「毎日極限まで張り詰めているとメンタルがへし折れるので、食べるときは無限に食べます(笑)。ただ、『トレーニングを頑張ったご褒美』とするとプラマイ０になってしまうので、気になっていたコスメを買ったり映画を観に行くなど、ご褒美は食べること以外の『自分を労わる選択肢』をたくさん持っておくことを大切にしています」
他人からどう見られるか、周囲の目が気になるという性格から、学生時代のダイエットの動機は「他人軸」にあったのかもしれない。「他人からの目」と切り離して自分で決めた「自分の理想の身体」を目指すことがダイエットの成功につながり、今もなおトレーニングが続けられているのだろう。
「『自分の理想像を持つこと』が大切だと感じました。目標を持たずになんとなくやっていると、ふとしたときの誘惑や挫折しそうなタイミングで、自分に負けてしまいます。だから、『私はこんな姿でありたい』というのを常にイメージして筋トレに取り組むようにしています。ボディメイクを始めて人生が変わりました。自分に自信が持てるようになり『周りと比べる必要はないんだ』と気づけたんです。周りがどう思うかではなく、自分がどんな自分でありたいかを考えてそれに向かう努力ができるようになったのは本当にボディメイクのおかげでした。好きな服を自由に着こなせることが増えたのも本当に嬉しかったです」
現在は体重50.5kg、体脂肪率18～19%ほどと、本格的にトレーニングを始める前と比べて体重は４kgほどしか変わっていないが、体脂肪率は10％近くも減らし見た目も大きく変わった。体重ではなく「見た目」にこだわった結果なのだと分かる。また、トレーニングを始めるきっかけとなった筋トレ系YouTuber『ちゃぴさんです。』の影響から、かりんさんも大会に興味を持ち始め、現在は大会出場を目指してトレーニングに励んでいるという。
「ボディメイクを始めてから、いろんなことに挑戦したいという気持ちがより芽生えるようになりました。今年は人生で初めての大会に出場します。もちろん『優勝』は目標ではありますが、これからも『自分が好きな自分』であるためにトレーニングを継続していきます」
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取材：FITNESSLOVE編集部 写真：かりん/旅するフィットネス女子@karin_workout
