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下がったお尻を克服!国際大会クラス優勝を果たした41歳の次なる挑戦

2月19日(日)、神奈川・カルッツかわさきで『マッスルコンテストJAPAN』が開催され、上吹越由佳梨選手(41)がビキニクラスC(163cm以下級)で優勝した。「マッスルコンテスト」は世界最大級のボディコンテストとして知られ、その日本大会である『マッスルコンテストJAPAN』は2019年に初上陸を果たし、翌2020年も開催されたが、その後はコロナ禍により開催が見送られたため、今回が3年ぶりの復活開催となっている。

【写真】下がったお尻を克服!上吹越選手のバックポーズ

上吹越選手は試合後、「率直に優勝できてうれしいです。絞りが甘かったのが悔いの残るポイントでしたが、絞り過ぎている選手は高い評価を受けていなかった印象でしたので女性らしさを残せた点は勝因になったようにも思います」と冷静に分析する。

20代前半からスポーツジムで、エアロビをメインに通っていた上吹越選手だったが、ある時、自分の後ろ姿に愕然したことでウエイトトレーニングを始める。
「有酸素運動をしていたので細見だったのですが、4年ほど前、鏡で後ろ姿をみたときに、お尻が下がっていることに気が付きました。ヒップアップをするためには有酸素運動だけではダメだと思い、ボディビルダーが通っているジムに入会。自然とビキニ競技の道へ進むようになりました」

2019年に出場したデビュー戦で優勝を飾り、国際大会のオリンピアアマチュアに出場。
「2ndコール止まりで入賞できませんでした。まだまだ自分はレベルが足りていないと痛感させられました」

週4日、1回1時間半から2時間ほどのトレーニングを行う。中でもコンプレックスを改善したお尻のトレーニングは好きな部位。
「まだまだ小さいので弱点部位ではあるのでこれからも頑張っていきたい部位です。あとは、もっと肩の丸みがほしいです」

課題を見つけてコツコツと進化を続ける上吹越選手は、ビキニ競技に進む前からフルマラソンに挑戦したり、ゴルフをするなど、スポーツは頻繁に行っていたため、体力的な変化よりも精神面での変化をより感じているという。
「あまり周りに流されなくなりました。人に影響されたり、人の目が気にならなくなりました。最初は舞台でTバックのビキニになるのは抵抗があったのですが、今では全然気になりません」

国際大会を通じて、海外の選手との交流が上吹越選手の楽しみの一つにもなっている。
「スポーツを通して海外の文化や考え方に触れることができるのはとても楽しいです。控室ではインスタを交換したり、一緒に写真を撮ったり、何を食べているかなどの情報交換をしています。今回、海外の選手がピーナッツバターを食べていたり、ハチミツを飲んでいるのが衝撃的でした。私もピーナッツバターを試してみようと思っています」

上吹越選手の次なる目標は11月のアマチュアオリンピアでのプロカード取得。下がったお尻を改善した上吹越選手がトレーニングでさらに進化していく姿に期待したい。

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取材:FITNESS LOVE編集部 撮影:中島康介

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