トレーニングの取り組み方は十人十色、始めたきっかけや目的ももちろん違う。ここでは、トレーニングに励む愛好家達の軌跡を辿ってみよう。今回紹介するのは、3月5日(日)に開催された「マッスルゲート埼玉」のボディフィットネスで優勝した藤原仁香(ふじわら・にか)さん(49)。
「トレーニングを始める前はかなり太っていて、今より10kg以上体重がありました。体力がなく、いつも疲れているような状態で、職場が遠距離のためで通勤するので精一杯という感じでした。Apple Watchを買ったのをきっかけにウォーキングとランニングを始めました。体力がついてきたのですが、1kgも痩せず、2年前にジムに入会しました」
ジムに入会して1年間は自己流トレーニングを行っていた藤原さん。1年前のあるとき、トレーナーから「もっとしゃがんで」と声をかけられたことをきっかけに、パーソナルトレーニングを開始。そこから本格的にトレーニングを始めたという。
「今もトレーニングを見てくださっているトレーナーさんのパーソナルトレーニングを受けて、面白いくらいに身体が変わりました。トレーニングも食事も全くの無知でしたが、トレーナーさんの言うとおりにしていました」
自己流でトレーニングを行っていた時は週に3回だったが、本格的なトレーニングはほぼ毎日行うようになった。トレーナーの言う通りにタンパク質の摂取を意識し、大会出場を目標として、トレーニングでは正しいフォームを意識すると身体が少しずつ変わっていったという。
「普段は栃木県庁職員として働いており、5時半に起床して7時から仕事に行きます。19時に帰宅後、夕食を用意し、20時半からトレーニングを行っています。トレーニングは2時間ほど行い、23時半に帰宅して24時に就寝するという毎日です。朝の出勤前と夜のトレーニング前は毎日バタバタです。家族が家事を手伝ってくれるのでなんとかなってます(笑)。忙しい中でもトレーニングは1回1回しっかりやる事。食事は高タンパク・低脂質を意識しています(どちらも守れていないときが多いですが......)」
マッスルゲート埼玉(3月5日)が藤原さんにとって初めての大会出場だったが、初めてとは思えない堂々としたポージングを披露し、「ボディフィットネス」で優勝を勝ち取った。
「今回は絞りきれなかったので次回の大会までに絞る方法を模索中です。近いうちに次の大会に出れるように考えています」
取材:FITNESS LOVE編集部 撮影:中島康介