4月9日(日)、埼玉県・所沢市民会館ミューズ・マーキーホールで「ベストボディ・ジャパンさいたま大会」が開催され、8等身筋トレ女子の原澤まりさん(37)がスレンダーボディを披露し、フィットネス部門レディースクラス(35~49歳)でグランプリを獲得した。
4年前に原澤さんは「強くなりたい」という理由から、キックボクシングを始め、徐々に身体を鍛えるようになった。
「メンタルが弱い自分を少しでも変えたくて格闘技と筋トレを始めました。ただ、格闘技のほうは身体に痣ができてしまうので休止しています」
原澤さんは「ベストボディ・ジャパン」初挑戦では現在のフィットネス部門より筋量が求められないベストボディ部門に出場していた。
「ベストボディ部門に出場したときに『原澤さんは細いからベストボディ部門よりも筋量が求められないモデル部門のほうが向いている』と言われて、悔しくて筋トレを頑張って一番筋量の多いフィットネス部門で頑張ることにしました」
トレーニングは週5、6日で1回1時間半とガッツリ追い込んでいく。さらにサイドレイズだけは毎日行うようにしているという。
「大野詩子さん(フィットネス部門日本グランプリ)の身体と人柄に憧れています。大野さんのようになりたくて、重要だと思うサイドレイズは20回2セットを毎日行っています。重量は2.5kgと軽めですが、毎日パンプさせていることで大きくなっている実感もあります」
原澤さんの減量継続のコツは“メリハリ”をつけること。
「(減量が)オフのときは好きなものを食べるようにして、オンのときは頑張って減量します。今回は少し絞りが甘かったような気がしたので、日本大会グランプリに向けてしっかりと絞っていきたいと思います」
8等身の恵まれた体格に努力の筋トレが掛け合わさり、原澤さんには向かうところ敵なしのようにみえる。
「まだまだ全然です。自信も全然ありません」と謙虚な姿勢のなかに、次なる課題が明確に見えているように感じた。
取材:FITNESS LOVE編集部 撮影:田中郁衣