トレーニングを始める理由は十人十色。今回は、環境の変化で太ってしまったことをきっかけにダイエットジムに通い始め、健康美コンテスト『ベストボディ・ジャパン』でグランプリに輝いたという九鬼浩美さん(33)をクローズアップ。コンプレックスだったという肩幅を今では武器にして戦う九鬼さんのトレーニングライフを辿った。
7年前に仕事の関係で岡山に引っ越した九鬼さんは、環境が変わったことで太ってしまったという。
「身長163cm、体重58kgでした。まずはダイエットジムに通って週1日の筋トレと食事管理を始めました。すると、1年ぐらいで53kgまで落とすことができたのですが、また安心して太ってしまいました」
食事管理を止めると、すぐに体重が増えてしまった九鬼さんは「筋トレをもっとして基礎代謝を上げなければいけない」と考えた。
「週1日のトレーニングでは意味がないと思い、週3から4日にトレーニング頻度を増やしました。だんだんと体型が変わってくると、ベリーダンスの仲間から『ベストボディ・ジャパンに出場してみたら?』と声をかけていただき、昨年から本格的に大会出場を目指すようになりました」
昨年10月にデビュー戦(愛媛大会)でグランプリを獲得。今年も岡山大会でグランプリを獲り、好調に成績を残していく九鬼さん。
「岡山に引っ越してきて7年経ちます。何か岡山で形跡を残したいと思っていたので、岡山大会のグランプリは特別嬉しかったです。また、ステージではライバルだけど舞台を降りると、仲間として一緒に喜び合えたり、お互いに泣き合ったりできる感動をベストボディ・ジャパンでは味わえています。大人になってからこんな感覚を得るなんて思っていませんでした」
九鬼さんが成績を残していく要因となっているのはトレーニングの強度。
「1回あたり1時間から2時間ほどトレーニングをします。一つの部位だけを行うようにしていて、その部位が疲労して、『もう無理!』というところまで追い込みます」
九鬼さんはそのトレーニングの強度から「昨年はリカバリーが間に合わず効率を下げてしまった」と振り返る。
「昨年はがむしゃらに筋トレをしていましたが、今年は身体を労わる時間を作って、ストレッチやマッサージを取り入れています。回復に力を入れたことで、昨年よりも調子のいいトレーニングができています」
外見の変化だけでなく、内面にも嬉しい変化があった九鬼さん。
「もともとはあまり自分に自信を持つことができませんでしたが、大会に挑戦するようになって、周りから『九鬼さんの頑張っているのをみて元気がでたよ』『私も頑張るね』という言葉をかけてもらい、自分に自信がついてきました」
また、九鬼さんは減量を経験して「幸せの物差しが変わった」という。
「少しの甘いもので喜べるようになったり、周りとの関わりの中で、以前は当たり前だったものに感謝できたり、喜べるようになりました」
取材:FITNESS LOVE編集部 撮影:北岡一浩
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