定期的に運動しているにもかかわらず、長い間停滞しているとしたら、思い切った変化が必要になります。やるべきことをやっているのに成果が出ないというのは怖いことです。残された選択肢は決して多くはありません。しかし自分の状態にピタリとはまる対処ができていれば元々努力家のあなたなら、成果が出るのも早いはず。今回は、トレーニングの停滞を打破するコツをご紹介します。
停滞している原因
1.慣れ
まず、考えられる理由のひとつが慣れです。自分では良かれと思ってやっていることが、身体にそれほど刺激を与えていないことがあります。やめたら良くなるかもしれないけど、続けていても決して良くはならない……、こうした閉塞感を打破するには、トレーニング内容の見直しが必要です。トレーニングの負荷を重くしてみる、回数を増やしてみる、種目を変えてみるなどの変化をによって、身体に新しい刺激を与えたいところです。
とはいえ、重量や回数を増やすというのは地道な作業であり、一朝一夕には達成できないでしょう。そういう場合は、とりあえず順番だけを変えてみてはいかがでしょうか。たったこれだけでも反応が変わることも少なくはありません。
トレーニングの強度を上げることに成功したら、プロテインをしっかりと摂り、それに加えて糖質を意識的に摂るようにしましょう。
疲労の蓄積
疲労の蓄積が原因で停滞してしまっているケースがあります。1日完全オフをとるだけで改善することもあれば、状態によっては1週間の休養が必要な場合もあり、人それぞれです。
運動が習慣化している人ほど休むのにためらいがちなので、そういう場合はいつも通りにジムに行き、ウォーキングやストレッチなど、筋肉に強い刺激を与えない種目で汗を流します。運動はするけれど決して追い込まない“アクティブレスト”がお勧めです。
まとめ:停滞を打破するために必要なものはコレ!
①トレーニング内容を変える
身体に新しい刺激与える。順番を変えるだけでも効き目あり!
②プロテイン
トレーニングの強度を高めたら、プロテインが不足しないように注意。プロテインに加えて糖質も意識!
③完全オフ日
疲労が溜まっている可能性あり! 何日休むべきかは身体と相談しよう。
④アクティブレスト
ウォーキングやストレッチで軽く汗を流し、早めに切り上げよう!
教えてくれたのは… 桑原 弘樹(くわばら ひろき)
桑原塾 主宰。スポーツサプリメント『パワープロダクション』の産みの親。NESTA JAPAN(全米エクササイズ&トレーナー協会)PDA。武藤敬司氏率いるW-1(レッスルワン)コンディショニングコーチ。国内外のトップアスリートに対して独自のコンディショニング指導を行い、各種スポーツ誌への執筆や講演会を実施するなど多方面にわたって活動中。
文 Masayuki Saitoh
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