サマスタ選手 コンテスト

バキバキ腹筋でボディコンテストで躍動する29歳 今は“ブルガリアンスクワット”でお尻育成中

『サマー・スタイル・アワード』で活躍をする堀田愛(ほった・あい / 29)さんは2018年の大会デビューから日本トップクラスの成績を収め続けるトップ選手である。そこで今回は同団体の認定ポージング講師やパーソナルトレーナーとしても活動をする堀田さんが日頃から実践するトレーニングメニューとマインドの重要性を伺った。

【写真】堀田愛さんのバキバキ腹筋&バックポーズ

厚みのある腹筋を武器にしている堀田さんであるが、現在は下半身の筋肉量を増やし ”美尻” の生成を目指しているという。

「これまでの下半身の筋トレは高回数をこなす追い込みが多かったのですが、現在は高重量を扱うことにこだわっています。具体的なメニュー内容はスクワットやランジ、ブルガリアンスクワットという王道種目がメインですね。回数が少ないと物足りなく感じることもあるのですが、丁寧に行えばしっかりと追い込むことも可能ですし心拍も上がります。ただこなすトレーニングにならないよう、自分の中で落とし込むことが重要なのです」

そんな堀田さんが身体作りの上で意識しているのが、左右差のないトータルバランスの良さ。2022年には資格取得も果たし、専門知識の習得にも余念がない。

「私のトレーニングは、ナチュラルムーブメントという人間本来の自然な動きを意識しています。実は、立つ・しゃがむ・寝返りをうつといった動作にも左右差は生じているもの。トレーニングだけでなく、日常生活からのフラットなボディバランスの意識を高めることが重要です。日常の動きとリンクさせる意識とトレーニングは自分の身体を理解することにもつながります。2022年に取得した『MovNat』(※)という資格で本来のフィットネスの形を再認識することができました」
※人間の自然な動き(立つ、しゃがむ、ジャンプなど)をエクササイズに落とし込みメソッド化したもの

サマスタのプロ選手、そして指導者として活躍をする堀田さんがトレーニングを継続する上で大切にしているマインドとは。

「よく、”目的がないとできない” や “目的があるとモチベーションが上がる” という言葉を耳にしますが、私は健康寿命を延ばすための一つの方法としてトレーニングを位置付けています。大会出場は覚悟も必要ですしハードな面もありますが、健康寿命を延ばすための過程の一つなのです。まずはトレーニングを歯磨きのように習慣化すること。追い込む日もそうでない日もあってもいい。無理なく長く続けることが大切です」

さらに、継続する上で大切な要素は『楽しむこと』と笑顔で語る堀田さん。その言葉の裏には自身の体験から得た教訓があった。

「どんな状況でも、良い意味で自分にプレッシャーをかけすぎないでください。楽しむことが継続・成長の近道です。競技活動をしていると『燃え尽き症候群』のような状態になる選手を見ることがあります。でもそれはどんなに好成績を残していても決して身体に良い状態とは言えないですよね。私自身、学生時代に部活動で行っていたバレーボールでオーバートレーニング症候群になった経験があるからこそ同じ経験をしてほしくないと強く思います。適度に休息をとりつつ、楽しいトレーニングライフを送りましょう!」

堀田愛さん

【SSAアンチドーピング活動】SUMMER STYLE AWARD(サマー・スタイル・アワード)はJBBF(公益社団法人日本ボディビル・フィットネス連盟)とアンチドーピング活動について連携を図って協力団体となり、独自にドーピング検査を実施している日本のボディコンテスト団体である。全ての選手登録者はアンチドーピング講習の受講を必須としており、SSAから指名された場合はドーピング検査を受けなければならない。

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取材:池田光咲 撮影:夏目英明

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