サマスタ選手 コンテスト

4年かけて育てた「Vシェイプ」と「お尻」でプロ入り コンテスト出場で不健康なダイエットと決別

人生の転機は何気ない日常から始まる。

「友達に誘われてパーソナルトレーニングに初めて行き、そこからトレーニングを始めました。すぐに夢中になり通ううちに、ジムのトレーナーさんに背中を押されて大会出場を決めました。あのとき誘ってくれた友達には感謝しています。今でも応援してくれる存在です」

【写真】強みはお尻!モノキニビキニで魅せる藤原実沙さんのフェミニンボディ

藤原実沙(ふじわら・みさ)さんは、華やかな世界観で人気を集めるボディコンテスト『サマー・スタイル・アワード』にて関西地区戦で身長無差別での総合優勝の実績を持ち、出場4年目、9大会を経て念願のプロ選手となった不屈のチャレンジャーだ。美しいVシェイプと女性らしいメリハリある肢体で人気選手として活躍する藤原さんだが、自分が人前に立つようになるとは思いもよらなかったという。

「人前に立つのは大の苦手でした。身体も元はメリハリなくただ細いだけで、ダイエットの知識もなかったので食べずに痩せようとしたり野菜ばかり食べたりしていたため肌荒れもひどく、自分に自信が持てませんでした」

身体づくりを始めてから栄養についてを学び、炭水化物・たんぱく質・脂質をバランスよく揃えた食事を3食しっかり取るようになったという。

「今の減量は『ちゃんと食べてしっかり動く』を基本にしています。毎日しっかり食べているのでチートデイがなくても無理せず続けられていますし、普段から身体に良さそうなものを積極的に取り入れるようになりました」

緊張を乗り越え出場したコンテストの世界は想像以上の楽しさだったという。やみつきになり出場を重ねるうちに、楽しさから「もっとあんな身体になりたい」という理想の追求に変わっていった。

「目指す目標ができ、当然、勝負ごとなので順位もつきます。出場するたびに何度も悔しい思いをし、『勝ちたい。プロになりたい』という思いが強くなりました。その目標があったからこそ頑張れました。そして気づいたら9大会も出場してました(笑)」

生活も体型も洗練を重ねていくなかで、精神的にも大きく変わったという。

「一番変わったことは、ポジティブな仲間にたくさん出会えたことで考え方が前向きになり、自分もポジティブになったことです。コンテストに出たことによってメンタルはすごく鍛えられたと思います。自分に自信が持てるようになりました」

藤原さんはさらに理想を追求すべく、今日もトレーニングに励んでいる。

「もっとVシェイプを作るために、呼吸や姿勢、効かせたい部分を意識してトレーニングしてます。女性らしいメリハリとアウトラインが求められるカテゴリーなので、強みのお尻をより映えさせられるくびれを作りたいです。カッコよく、女性らしい身体を目指します」

人は身を置いた環境で変化していく。努力と向上をともに目指せる仲間がいる環境は、ときに自分でも思いもよらなかった煌めく自分へと進化させてくれる。

【SSAアンチドーピング活動】SUMMER STYLE AWARD(サマー・スタイル・アワード)はJBBF(公益社団法人日本ボディビル・フィットネス連盟)とアンチドーピング活動について連携を図って協力団体となり、独自にドーピング検査を実施している日本のボディコンテスト団体である。全ての選手登録者はアンチドーピング講習の受講を必須としており、SSAから指名された場合はドーピング検査を受けなければならない。

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取材:にしかわ花 写真提供:藤原実沙

執筆者:にしかわ花
『IRONMAN』『FITNESS LOVE』『月刊ボディビルディング』寄稿。広告・コピーライティング・SNS運用も行うマルチライター。ジュラシックアカデミーでボディメイクに奮闘している。

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