フィットネススタジオ「SPICE UP FITNESS」の代表を務め、女性たちのフィットネス文化を変えるため多方面での活動を続けている岡部友さん。美尻や運動、フィットネスという印象が強い岡部さんですが、じつは“食”は運動よりもこだわりが強いと話す。この連載では岡部さんの”食”に対する考え方について紹介していきます。第6回目のテーマは、「間違ったダイエットから抜け出す方法」について。
身体づくりやダイエットは期間限定になりがちです。「夏だから！」「夏までに！」という言葉を毎年聞いている気がします。しかし、ダイエットの基本的な考えは“健康になること”。体重を減らしたいという方は何も食べなければもちろん減るんです。しかし、それでは健康的ではないですし、ずっと続けられないですよね！
もしかしたら、食生活において薄着になる夏にはささみとブロッコリー生活、厚着ができる冬にはダイエットは一度休暇なんていう方も中にはいるのではないでしょうか？それではダイエットの沼からは一生抜けられません。
自分の身体を健康にしていくためには、ささみやモモ肉などのチョイスではなく、その口にしようとしている鶏がどんな環境で育ったのかを知る方がずっと大切なのです。健康的にというのは何を食べるかというのもありますが、お腹が空いているか意識してみたり、お腹いっぱいになるまで食べないなどライフスタイルの作り方も関係してきます。
まずは食べ物に執着せず、身体に負担をかけない食生活が送れていると自然と適正体重に戻り、気づいた頃にはダイエットができているのです。ダイエットは目標にするものではなく、自然に起こる感覚がとても大事で、そうなればリバウンドもなくなります。
岡部友（おかべ・とも）
1985年12月6日生まれ、神奈川県出身。株式会社ヴィーナスジャパン代表取締役。分子整合栄養アドバイザー。高校卒業後、アメリカで運動生理学、解剖学を学び、フロリダ大学在学中に、プロアスリートに指導できるスポーツトレーナーが保持する資格NSCA-CSCSを取得。女性専門ジム「SPICE UP FITNESS」を東京、大阪、名古屋の5店舗で運営。NHK「プロフェッショナル 仕事の流儀」に出演し大きな反響を呼んだ。
IG：@tomo_fitness
