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ゴールドジムアドバンストレーナー・荒川孝行が熱血指導!「スクワット」のコツは2つだけ

東京大学運動会アメリカンフットボール部WARRIORSとゴールドジムのコラボ、「フィジカルモンスタープロジェクト」。ゴールドジム東陽町スーパーセンターにて、講習会「BIG3種目の活用方法について」が行われた。講師は、ゴールジムアドバンストレーナー・荒川孝行。実技編のスクワットを、一部お伝えする。

取材・文:木村卓二 撮影:北岡一浩

スクワット

「脚のトレーニングと捉えるのではなく、体幹を安定させ、身体全体を使って立ち上がるトレーニングという考え方で、お伝えできればと思います。大事なポイントは2つです。スタート姿勢をちゃんと作ること、しゃがみ方を習得すること。この2つだけです」(荒川)。

基本のスタート姿勢

お腹(体幹)を固めることと、膝を伸ばすこと、この2つを同時に行う。実際には、これが難しく、膝を伸ばす時に、固めた体幹が開いてしまうことがある。

お腹(体幹)を固めることと、膝を伸ばすこと、この2つを同時に行う。実際には、これが難しく、膝を伸ばす時に、固めた体幹が開いてしまうことがある

立位で腹筋動作を行い、お腹を固める。次に、顔を前に向ける。この状態で膝を伸ばす。これが安定した姿勢であり、この姿勢を作ることができれば、しゃがんだ後に、身体が安定した位置に戻ろうとして、動作が円滑になる

悪い例

●お腹を固めた時に膝が曲がる。
●膝を伸ばした時に骨盤が前傾し、お腹が緩んで腰が反る。

担ぎ方

腰が反らないようにし、お腹を固めた状態でバーを担ぎ、膝を伸ばし、ラックアップする。ここで腰をそらせたり、背中を丸めたりしない。

しゃがみ方

スクワットの際に動かす関節は多数存在するが、大きく分けて膝と腰(股関節)のみと捉えることで動きのイメージを作りやすくなる。膝を曲げてから腰を曲げるか、腰を曲げてから膝を曲げるか、どちらかを選択する。「しゃがむ時に腰が反ると、膝を痛めてしまいます。前傾しても構いません」(荒川)

スタンスと足の角度

「スタンスや足の角度は、腰や膝の痛みがないところ、ストレスがないところがどこか、その日その日の状態次第で若干変わります。お腹の固め方と、しゃがみ方のポイントは変わりません」(荒川)

合わせてお読みください。
▶競技成績をあげるための「BIG3、スクワット、ベンチプレス、デッドリフト講座」。ゴールドジムアドバンストレーナー・荒川孝行が熱血指導!


荒川孝行(あらかわ・たかゆき)
1978年3月15日生まれ。東京都出身。ゴールドジムアドバンストレーナー
パワーリフティング競技歴:25年
主な競技成績:
全日本選手権93kg級 優勝5回(2007、2012~14、2017)
世界選手権93kg級 7位(2017)
自己ベスト(フルギア):スクワット327.5kg、ベンチプレス240kg、デッドリフト315kg、トータル852.5kg


執筆者:木村卓二
TVディレクター、記者として活動。複数言語に通じ、「究極のトレーニング」を求め、研究と取材に勤しむ。有資格パーソナルトレーナーとして、格闘家などへの指導も行う。


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