トレーニング mens

「タンパク源は牛肉よりも豆腐がおすすめ」「コーヒーよりも緑茶」筋トレ効果の高い食材を選ぶ

チーズを正しく選択する

●チェダーチーズとスイスチーズの塩分含有量を比較すると、スイスチーズにはチェダーの半分の量しか塩分が含まれていない。塩分の摂取量については、ほとんどの人が一日の推奨量を超えてしまっているので、チーズを食べるならぜひ塩分量の少ないスイスチーズを選択したい。塩分過多になると血圧が上がったり、腎臓結石の発症率も上がるとされている。また、塩分の取り過ぎによって尿中のカルシウムレベルが高まり、それに伴って骨がもろくなってしまう可能性も高まってしまう。塩分の摂取量には日頃から十分に気をつけよう。
●スイスチーズもチェダーチーズも口に入れたときの滑らかさに大差はない。しかし、この2種類のチーズ150gを比較すると、チェダーのほうが100キロカロリーも多く、11.5gも脂肪分が多いのだ。つまり、塩分だけの話ではないのである。特に体脂肪減量に日頃から努めているのであれば、チーズを選ぶならチェダーはやめてスイスチーズにしたほうがいいだろう。

レタスよりホウレンソウ

●緑葉野菜を食べることは健康づくりの基本だ。中でも色の濃い緑色野菜にはより多くの栄養素が含まれていると言われている。たとえば代表的なのはホウレンソウだ。ホウレンソウには鉄分が多く、特に男性にとっては前立腺の健康維持に役立つとされているようだ。つまり、男性なら誰もが気になる前立腺ガンの予防につながるかもしれないのだ。また、ホウレンソウにはビタミンCも豊富に含まれていて、ビタミンCが持つ抗酸化作用は免疫系を助け、風邪を予防するのに役立つ。
●レタスを好んで食べているのであれば、色の濃いものを選ぶようにしよう。たとえばロメインレタスは、よく出回っているアイスバーグレタス(薄い黄緑色のレタス)より健康的だ。それでもホウレンソウの栄養価には及ばないので、特にレタスにこだわらないのであればホウレンソウを選択する機会を増やしてもいいかもしれない。

イチゴよりブルーベリー

●どんな果物や野菜と比べても、ブルーベリーに含有される抗酸化物質の量の多さには適わない。抗酸化物質は体と脳の老化を予防する働きを持ち、私たちの健康維持にも欠かせないものだ。ブルーベリーには心臓病やガンの発症を抑制する働きを持つアンソシアニンが特に多く含まれている。
●イチゴは美味しいし体にもいいが、ベリーにこだわりがないなら、イチゴよりブルーベリーを選択しよう。たとえばイチゴと比べると、ブルーベリーに含有されるビタミンAは4倍も多い。ビタミンAは視力や皮膚の健康を維持するのに役立つ。

ジャガイモよりサツマイモ

●サツマイモには甘みがあるが、甘いという理由で敬遠するのはもったいない。サツマイモは、数ある炭水化物食材の中でスーパーフードに位置づけられるほど優秀な食材なのだ。まず第一にジャガイモと比べてカロリー量が低い。さらに、ジャガイモよりたくさんの栄養素を含んでいる。また、ビタミンCやマンガンの含有量も多く、銅、食物繊維、ビタミンB6、カリウム、鉄分もしっかり含まれている。中でも注目したいのはサツマイモに含まれるビタミンAの量だ。一日に推奨されるビタミンA摂取量の262%が1本のサツマイモに含まれている。
●ジャガイモはサツマイモよりカロリー量が多く、ジャガイモに含まれる栄養素の一つひとつが少量であるという点もサツマイモに劣る理由だ。また、炭水化物の量についてはジャガイモのほうが多いので、炭水化物を制限している人にとっては選択対象にするのは難しいだろう。どうしてもジャガイモを食べるなら皮ごと調理しよう。皮の下にジャガイモの栄養分は集中しているからだ。

次ページ:コーヒーよりも緑茶!?

≪ 前ページに戻る 続きを読む ≫

次のページへ >


-トレーニング, mens
-