ボディコンテスト出場者必見「肌が弱くても小麦色の肌が手に入る!ボディカラーリング」

近年、コンテスト選手の間で利用者が多くなってきたのが、絞った身体をよりきれいに仕上げる「カラーリング」である。エアブラシで霧状にスプレーし、肌に浸透後は服などに色うつりすることもないという。本連載のラストでは、カラーリングの普及に尽力してきたボディカラーリングサロン「Venus」代表、森本恵理さんにお話を伺った。

取材・文:藤本かずまさ 撮影:Max-MEN TOKYO、IM編集部 写真提供:森本恵理

そもそも「カラーリング」とは

ボディビルのベテラン選手は「ボディカラーリング」というものをご存知と思います。以前はボディビルの大会では「ドリームタン」「ジャンタナ」「プロタン」など、大会当日に自分の肌にカラー剤を手で塗るというのが主でした。

しかし、それは肌の上から塗るだけなので、会場や宿泊ホテル、移動の電車が汚れるなどの問題があり、10年ほど前に使用禁止となりました。そこでボディカラーの文化は一旦はなくなったのですが、(その分タンニングをせねばならず)女性選手の間で肌を焼くのが大変だという声が上がったんです。

当時の私はカラーリングの知識はなかったものの、昨年お亡くなりになった友人の「パワーフラッシュ」の笠松博次さんが、肌の上から塗るのではなく、角質を染めるカラー剤があるということを教えてくれたんです。実際にそのカラーリングを行っているサロンが東京にあったので、一般客として体験してみました。すると実際に肌が小麦色になり、これは応用できるかもしれないと思い、すぐに講習を受けて、ボディカラーリストの資格を取ったのが始まりです。

ただ、このカラーリングは選手向けのものではなく、欧米のセレブの方たちがパーティーの際に肌を気軽に小麦色にするために使うようなものでした。さらに当時は美白ブームで、肌を黒くすることは芸能界か特殊な場面以外、一般的にはほとんど知名度もありませんでした。

当然、当初はコンテスト選手用の濃い色のカラーもなく、またメンズフィジークもビキニフィットネスもなかったので、コンテストに出場する人自体が今ほど多くはありませんでした。ですので私がカラーリングを始めたばかりのころはなかなかご理解いただけないことも多かったのですが、JBBFの地方連盟から段階的に導入していただき、次第に競技人口が増えていったことでコンテスト選手向けの濃い色のカラーリキッドも作られ、また各団体に公認していただけるようになり現在に至っています。

今ではトップ選手を始め多くの方がボディカラーリングを利用されるようになりました。カラーがここまで浸透してきたからこそ、選手の方々に対してはもちろん、主催者の方と会場に絶対に迷惑がかからないカラーリングを心がけています。

カラーリングで汚したり、違反があったりして迷惑をかけると、団体にも会場にも迷惑がかかります。カラーリングを継続していくためにも、そうしたモラルは絶対に守るようにしています。

塗布するタイミングは?

これは肌の上から塗る塗料ではなく、角質に浸透して肌を染めるものです。一度洗い流して余分なリキッドを落とすことにより色うつりもしません。主成分はジヒドロキシアセトンといって、皮膚に塗布すると小麦色を呈するため、サンレスタンニング用の肌色着色料として使われています。サトウダイコンやサトウキビから精製するか、グリセリンを酸化させることにより作られています。

タイミングとしては基本的には大会前日か、もしくは前々日に塗布します。数日間は色は保たれるので肌の色自体は前日に塗っても前々日に塗っても仕上がりに差はありません。成分が肌に浸透するまでに7、8時間かかります。大会前日の夜にカラーリングをして就寝までの時間があまりにも短いと、肌に浸透する前にベッドに入ることになってしまいます。寝ている間に汗をかいたり、擦れたりすると、それで色が落ちてしまいます。

ですので、タイミングとしては就寝まである程度の時間が確保できるほうが望ましいです。お仕事の都合もあるかとは思いますが、大会前日の遅い時間帯はあまりオススメはしません。

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