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ボディコンテスト出場者必見「肌が弱くても小麦色の肌が手に入る!ボディカラーリング」

タンニングは不必要?

今も国際大会などで使用される肌の上から塗るカラー剤は、白い肌を黒くすることは可能です。日本でも大会当日に塗布する場合もありますが、全く別のカラーリング剤になります。この角質に浸透するカラーリングでは、ある程度の日焼けの下地は絶対に必要です。焼かずに、白い肌にスプレーしても小麦色になる程度で、これではステージに立ってライトを浴びると色が飛んでしまいます。ステージ上は真っ白に近い状態に見えてしまいます。

ある程度、肌を焼いていただいたあとにカラーリングをすることで綺麗に仕上がります。これはセルフタンニングローション「コンテストブラック」も同様です。白い肌に塗るのと、ある程度下地がある肌に塗るのとでは、仕上がりが全く違ってきます。

スプレータンニングで使用するリキッドには保湿成分も含まれているので、艶も格段によくなります。また、最後の仕上げをカラーリングで行うことで、大会直前の日焼けの負担を軽減できます。最後の最後まで追い込んで焼く必要がなくなるため、浮腫むことがなく、これは選手にとって大きなメリットだと思います。タンニングをしてもなかなか肌が黒くならないような方は、数回スプレーしていただくことをオススメしています。

タンニングの時間が取れないという方の中には、セルフタンニングローション「コンテストブラック」で下地を作り、その後にカラーリングを行う方もいらっしゃいます。「コンテストブラック」はJBBF公認のセルフタンニングローションで、手袋をして全身にまんべんなく塗ります。両方を併用するのが肌を焼きたくない方にはよい方法だと思います。

塗りっぱなしでいいのか?

カラーリキッドは大会当日の朝にきれいに洗い流します。基本的には塗布して7、8時間後には洗い流していただいて大丈夫です。肌に浸透しなかった余分なリキッドはそこで洗い流され、服を着ても色うつりすることもなくなります。また、団体によりローションや公認サロン利用の規定があります。公認サロンでカラーリングをされないと失格になることとなりますので必ず各団体のホームページで確認してください。

JBBFでは全国の指定カラーリングサロン、そしてセルフタンニングローション「コンテストブラック」のみが使用可能となっています。特にJBBFでは競技として公平性を重視するため、大会当日にカラーリング証明書の提出、およびカラーリング、オイルチェックをコスチュームチェックとともに審査員がいたします。

不正が発覚した場合、その場で完全に全身の拭き取りをしなくてはならずパンプアップやステージ迄の貴重な時間を失ってしまいます。洗い流さずチェックで色が付いた場合は拭き取り後、再度のカラーチェックを受けます。大会当日の朝までには必ずカラー剤を洗い流す。これはマスト事項として認識していただければと思います。

ボディカラーリングは必ずしなくてはならないものではありません。タンニングをしっかりされて十分な黒さがあれば必要はないと思います。しかし紫外線による悪影響や、肌の負担を考えて効率的に美しく仕上げるための手段としてボディカラーリングのご利用をオススメいたします。

取材協力:ボディカラーリングサロン「Venus」
詳細・問い合わせ・予約について
http://venus-eri.com/
TEL:090-3659-3199 ※非通知番号は非対応
LINE:@venus-eriもしくはerirei0312 Instagram:venus_eri

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森本恵理(もりもと・えり)
国際カラーリング協会(IBCA)理事/JBBF 公認審査員・公認指導員・大会運営員/日本ハイインテンシティトレーニング協会(JHITA)理事。ボディカラーリング施術サロン(Venus)経営。2015年アジアボディビルフィットネス大会にて出場選手のカラーリングを実施。その後、大阪「ナニワトレーニングセンター」伊集院明也氏のもとで数多くのトップビルダーの育成を見ながら大会の補佐を経験。日本ボディビルフィットネス連盟(JBBF)から、初のカラーリング指導員の認定を受け、現在地方に公認カラーリングサロンを広めるべく、出張セミナーで指導中。


執筆者:藤本かずまさ
IRONMAN等を中心にトレーニング系メディア、書籍で執筆・編集活動を展開中。好きな言葉は「血中アミノ酸濃度」「同化作用」。株式会社プッシュアップ代表。


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