「コンプレックスだった大きいお尻を生かせる競技」短所を長所に変えて表彰台に
昨年のオールジャパンフィットネスチャンピオンシップス、ビキニフィットネス158㎝以下級で3位に躍進した小倉あれず選手。競技歴としては新鋭だが、早くも頭角を現しポテンシャルの高さを発揮している。
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小倉選手はトレーニング約2年。もともとコンプレックスだった部位があったことがきっかけでトレーニングを始める。
「約2年前にトレーニングを始めました。初めは太い脚と大きいお尻がコンプレックスで、それらを改善するためにダイエット目的で。パーソナルトレーニングもやっている整骨院でたまたま母が働いていたため、そこでパーソナルトレーニングを受けることにしました」
わずか2年で現在のレベルにまで成長してきた小倉選手。もともとコンプレックスだった部位をビキニフィットネス競技に活かそうと考えたことが彼女の躍進に繋がった。
「(トレーニングは)楽しむということを常に忘れずにやっています。何事も楽しまないと、成長にもつながらないと思うので、いかに楽しくトレーニングができるかを考えています。もともとはガリガリになりたくて始めた筋トレですが、私のパーソナルをしてくださった先生がボディビルダーでした。自分のコンプレックスだったお尻と脚を活かせる競技があると聞き、ビキニフィットネスの動画を見せてもらったときに、居場所を見つけたような気がしました」
ボディメイク競技全般に言えることだが、審査・評価を行うのは審査員であって、選手自身ではない。小倉選手は競技を行うに際し、審査員からの客観的な視点を常に意識しているという。
「ビキニフィットネスはある程度のベースは同じですが、年毎にトレンドがありどの競技にも言えることですが、常に研究が必要だと思っています。ウエストは細く、腕は細く、肩は丸く、ゴツゴツではなく丸みのある脚、砂時計のような身体と、しなやかなポージング、バービー人形のような身体、髪の艶、肌の艶、表情など、オンシーズンだけ努力するのではなく、常にビキニフィットネスの選手らしくいるということが私はとても大事なことだと思っております」
今年は大会で日本一になることを目標にしている小倉選手。その先には世界選手権でのメダル獲得も視野に入れているようだ。
取材:FITNESS LOVE編集部 写真:中島康介
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