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【予約の取れないトレーナー“くびれ番長”②】筋トレは資産づくり「身体を変えることは人生を変えていくこと」

女性誌『BLENDA』の専属モデルからヨガのインストラクターに転身。現在は「ヨガ×トレーニング×マッサージ」を組み合わせた独自のメソッドを駆使し、女性らしくしなやかで引き締まった身体づくりをコンセプトに、“予約の取れないパーソナルトレーナー”としても話題の、くびれ番長こと扇田純さん。しかし、モデル時代は他人と比べてネガティブになったり、いきなり離婚を切り出されるという出来事もあったという、華やかな道を突き進んできたイメージからは想像ができない過去も。そんな扇田さんが「フィットネスを通してたくさんの人にポジティブになってもらいたい」と自分自身に課した“ミッション”について熱く語っていただきました。

取材・文:藤村幸代 撮影:AP,inc.  ヘアメイク:サユリ

【写真】くびれ番長・扇田純さん

「あの子は可愛くてスタイルがいいのに……」
他人と自分を比べていたモデル時代はヨガに救われた

扇田 ヨガを始めたころにやっていたモデルの仕事は、基本的に競争社会でまわりは全員ライバル。当時はまだ自分のアイデンティティが確立されていないから、「私はこれでいいんだ」と思えず理想と現実とのギャップに悩んだり、撮影のときも「あの子は可愛くてスタイルがいいのに私は違う。なぜ私はここにいるんだろう」と涙が出てきたり。でも、そういうときにヨガに行くと、1時間後にはすーっと何かが抜けるような感覚があって。身体を動かしてエネルギーを通すような、とにかくマインドがめちゃめちゃプラスになるんですね。また、ヨガは自分のペースでできて、過度な完成度も求められない。その自由な感じもすごく好きで続けていたんです。

──実際にインストラクターとして指導する側になってみて、いかがでしたか?

扇田 じつは、すごく早い段階で「これ、私にすごく合っている!」と思いました。生徒さんとのコミュニケーションも好きだし、レッスンに入り込める感じも好きだったし、終わったあとに「気持ちのモヤモヤが取れた」とか「身体がスッキリした」という言葉とともに満足して帰っていただくこともすごく楽しくて。ますますヨガにハマっていきました。

ヨガ×トレーニング×マッサージ
「バランス良く組み合わせることが
バランスの良いボディメイクであり、私のセオリーです」

──お友達のボディメイクをきっかけに、ヨガに加えてトレーニングの指導も始めました。

扇田 20歳から続けてきて、トレーニングのボディメイク効果がすごいことは知っていたんです。例えば、お尻を引き上げるとか二の腕、背中をしっかり引き締めるといった、ヨガだけではカバーしきれない部分にもアプローチできる筋トレの効果にすごく惚れていたので(笑)。

──さらに3つめのマッサージが加わり、扇田さん独自のメソッドが完成したのですね。

扇田 福岡の専門学校ではエステコースを学んでいたので、そのときの経験もありますが、私は昔から人のむくみ取りが大好きで、一緒に食事をしているその店内で、我慢できずに顔をマッサージしてあげたりしていたくらい(笑)。今やっているパーソナルのレッスンでも、ヨガや筋トレの前に「ほぐし」の時間を必ず入れて、1回でしっかり効果を出すことにフォーカスしています。だから120分、150分と長くなってしまって。どうしても端折れない性格なんですよね(笑)。

──改めて、ヨガだけでなくトレーニングやマッサージを組み合わせる良さとは?

扇田 私は、いい所どりで掛け合わせていくことで、その人に最適なボディメイクが完成すると思っています。筋トレだけでは見た目も筋肉の質もガチガチになるところを、ヨガを取り入れることで柔軟性やしなやかさがつき、ほぐした状態で筋肉をつけられる。最後のマッサージはメンタルの癒し効果もありますし、むくみが取れると顔もリフトアップします。また、最近は肩がこりすぎて両肩が盛り上がっている人も多いんです。そのラインもマッサージを入れることで変わりますね。これは食事にも言えることですが、どれか一つに偏らずバランス良く組み合わせることが、バランスの良いボディメイクであり、私のセオリーです。

身体のコンディションがいつもいいから
気持ちが安定していてポジティブでいられる

──扇田さんがヨガやトレーニングで前向きになれたように、扇田さんのレッスンを通して心も変わったという方も多いのでは?

扇田 その通りで、身体が変わると女性って気持ちが大きく変わるんですよね。まずファッションが楽しくなるし、鏡を見るのが嫌じゃなくなる。自分を好きになるとオープンハートするじゃないですか。マインドも前向きになるから笑顔になって、周波数もすごく上がって、いい人と出会ったり、仕事がすごくうまくいったり。最初にスタジオに入ってこられたときと身体が変わってからでは別人?と思うような方も多いです。

──外側だけでなく内側からも輝きを増したのでしょうね。

扇田 女性のパワーって私は本当にすごいなと思っていて。女性が一人でもポジティブになって、いいオーラを放っていくことで、まわりのお友達やパートナーや家族、みんながいい影響を受ける。だから女性が身体づくりをしてポジティブに生きていくことって、社会全体のメンタルヘルスにもなるんじゃないかと。私自身、プラス思考や頑張る気持ちといったマインドをいっぱい広めていきたいなと思っています。

──扇田さんのポジティブパワーで、まわりの方もたくさんいい影響を受けているのでは?

扇田 よく「どうしたら純さんみたいにメンタルが強くなるの?」と聞かれますし、自己診断的にもメンタルは強いと思います(笑)。でも、突き詰めると私の場合、身体のコンディションがいつもいいというのがベースにあるんですよね。コンディションが悪いと気分も落ちるし、心が病んでしまいがちじゃないですか。そこがないので、気持ちが安定していてポジティブでいられるんだと思います。

──やはり「健康」に行きつくんですね。

扇田 そうなんです。じゃあ、なぜ健康なのかといえば、やっぱり運動を続けているからだよねというところに戻ってくる。歩くだけでもいいし、運動が嫌いな人も筋トレはやっておいたほうがいい。ふだんのレッスンでも「筋トレは資産づくり」と会員様にもお伝えしています。今のお尻の位置もお肌のハリも土台は筋肉だから、今のうちに資産を作っておかないと歩けなくなるよ、背中が曲がるよ、だから好き・嫌いじゃなくやっておいたほうがいいよ、と。

身体を変えることは人生を変えていくこと
フィットネスを通してタフなメンタルやポジティブさを伝えていきたい

──扇田さんのように“元気の素”の方がいらっしゃると、背中を押してもらえる気がしていいですね。

扇田 本当に、どんどん着火していってます(笑)。それが、仕事を通してやっていく私のミッションかなと思っているので。

──扇田さんのミッション。ぜひ、詳しく聞かせてください。

扇田 フィットネスを通してたくさんの人にポジティブになってもらいたいですし、私という存在が「よし、運動してみよう」と思えるきっかけになったらいいなと。そう思ったのは2年前に母が亡くなり、両親が他界したことも大きいです。

──2年前。37歳のときですね。

扇田 はい。そのころはパーソナルの仕事も軌道に乗り、本を出版するなど、仕事面は順調そのものでした。この状況をキープするのもありだけど、人って誰かのために発揮するパワーって強いじゃないですか。だったら、この有り余っているパワーを活かして、フィットネスの楽しさや大切さ、そしてフィットネスを通して得られるタフなメンタルやポジティブさを伝えていきたい。自分のやっていることでエンパワーできる人になりたい。それが、新たな自分のミッションになりました。

──扇田さんの言葉の一つひとつに、ミッションととらえているからこその情熱を感じます。最後に改めて、ヨガやフィットネスを通して自分の身体を変える大切さとは?

扇田 一言でいうと、身体を変えることは人生を変えていくこと。運動をすることで前向きなメンタル、考え方を育てられるし、それって強く生きていく力だと思うんです。私自身、離婚をきっかけに這い上がる力がつき、「自分はできるんだ」という自己信頼感を得ることもできました。まして女性がこれだけ活躍する時代、そして何があるか分からないこの時代だからこそ、心身共にタフであるというのはすごく大事なことではないでしょうか。それに、身体をいつまでも美しくヘルシーに保てるのも運動の力だと思うので、その双方のメリットからもぜひヨガやトレーニングは続けてほしいなと思います。

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